ショッピングカートの設置代行をお願いできる企業様を探しております

検索から貴社ホームページを拝見し、以下の条件でお見積もりをお願いしたくご連絡いたしました。

現在、私どもが運営しているWordPressのサイトから商品販売を検討しており、ショッピングカートの設置代行をお願いできる企業様を探しております。

【ショッピングカートの希望条件】

1）クレジットカード決済が可能なもの
2）月額経費がなるべくかからないもの
3）スマホで商品を掲載でき、可能であれば商品写真をスマホで撮影してそのままアップロードできるもの

なるべく管理が簡単なシステムを希望しております。

※日中は作業が多く、この時期は特に電話に出ることが難しいため、メールでのやり取りが非常に助かります。

ショッピングカート設置に関するお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。

セキュリティ面についてのご案内

WordPressでの通販サイトの運営は、お客様の大切な個人情報がデータベース内に保存されるということを知っておく必要があります。

そのため、SSL対応やサーバー側でのセキュリティ管理が非常に重要となります。

もし、セキュリティ面をご自身で管理することに不安がある場合は、ASP（Application Service Provider）型のサービスも選択肢としてご検討いただくと良いと思います。情報の管理を専門の会社に任せることができますので安心して運営が可能です。

ASPサービスは、インフラ部分のセキュリティや保守管理を事業者側で行ってもらえます。代表的なASPサービスには下記があります。

メイクショップ 　https://www.makeshop.jp/
カラーミーショップ 　https://shop-pro.jp/

ASPはテンプレートベースで運営するため、デザインカスタマイズは若干制限されますが、操作方法を覚えてしまうと初期設定や日常的な管理が簡単で、ランニングコストはかかりますが、保守やセキュリティ対応など、面倒なところは外部の事業者がすべて行ってくれます。

ショッピングカートの希望条件が下記ということで、
1）クレジットカード決済が可能なもの
2）月額経費がなるべくかからないもの
3）スマホで商品を掲載でき、可能であれば商品写真をスマホで撮影してそのままアップロードできるもの

現在のWordPressサイトにネットショップ機能を追加する方法も、コストを抑えられる選択肢になるかと思います。

具体的には下記のようなプラグインをWordPressに設定していけばご希望のカートシステムが実装できます。

大規模なECサイトの場合・・・WooCommerce
国内向け（日本仕様）・・・Welcart
デジタル商品販売・・・Easy Digital Downloads
簡単な決済のみ・・・Stripe Payments

カード決済については、WordPressでは、「Stripe（ストライプ）」という決済サービスの利用が一般的です。

固定費はかからず、決済ごとに手数料が発生する仕組みのため、月額費用を抑えることができます。

先にプラグインのところでご紹介しましたが、簡単な決済のみですと、このストライプのプラグインとストライプの決済システムの併用がシンプルだと思います。
Stripe公式サイト：https://stripe.com/jp

本格的なショッピングカートを導入しなくても、購入フォームを活用することで簡易的なカート機能を実現することが可能です。

お問い合わせフォームを購入フォームにして、都度対応する形です。

例えば、以下のようなイメージです。
商品ページの最下部にシンプルな購入フォームを設置し、そのフォームにStripeを連携すれば、オンライン決済が可能です。

下記の動画でもこのやり方を解説しています。

この方法は初期コストを抑えながらも、実用的な販売フローを構築できます。
参考例：シンプルな購入フォーム例　https://www.i879.com/inquiry/input-after-order

スマホでの運用については、WordPressには、スマホから簡単に商品を管理・投稿できる公式プラグインがあります。
WordPressアプリ（Android版）「WordPressサイトビルダー」

こちらを活用することで、スマホで撮影した商品写真をそのままアップロードし、必要な情報を入力するだけで、簡単に商品ページが完成します。

コストを抑えたい場合のご提案

「月額費用をなるべく抑えたい」というご希望に沿う形ですと以下の4パターンになるかと思います。

• ASPサービスを利用する方法　コスト 中　→　例）BASE　カラーミーショップ　メイクショップ
• フルスクラッチ(新規に開発して制作する方法)　コスト 高　→　小規模事業者では考慮しない（開発費が高い）
• オープンソースを活用(WordPressやEC-CUBE)　コスト 中　→　WordPressならWooCommerce・Welcart等（前述）
• お問い合わせフォームプラグインで作る　コスト 低　→　WordPressならContact Form 7

上記内容を動画で確認する方はこちらをご覧ください。

まずは簡易的な方法でスタートし、運用状況を見ながら必要に応じて拡張していくことも可能です。

特に初めてのネットショップ運営の場合、このステップアップ方式がコストを抑えつつリスクも少なく始められます。

運営費の安いASPサービスについては、弊社でもすべてを把握できていないため、お客様ご自身でもWebで色々お調べいただくことをおすすめいたします。

また、ASP系サービスについては、ASP専業の制作会社も多く存在し、弊社のようなWordPress専門の会社よりも、より低コストで効率的な運営提案をしてもらえる場合がございます。

一方、弊社で現在のWordPressサイトを活用し、最善の提案を行いながら実装していく場合、WooCommerceやWelcartのような本格的なカートシステムではなく、各商品ページに購入フォーム（お問い合わせフォームを代用）を設置し、決済手段を導入する形が現実的です。

この場合の超概算の制作費用イメージは30～60万円程度です。弊社側の作業工数を減らし、お客様側で一部、制作作業を引き取っていただくことで制作費を下げることが可能です。

想定している主な作業内容は以下の通りです。

• サイト企画と導線の最適化
• SEO対策としてのキーワード調査と提案
• サーバー・サイト両方のセキュリティ対策
• 購入フォームの制作・商品ページへの実装
• 商品ページの整形・レイアウト調整
• 商品投稿時に自動的に購入フォームが挿入される機能の導入
• 全体デザイン・レイアウト・カテゴリ設計と実装
• Stripe（決済手段）の導入とサイト内設置
• 特定商取引法に基づく必要ページの作成

ランニングコストについては、WordPress運営の場合、基本的な運営費用は貴社内で完結できます。

弊社にて保守管理をご希望の場合はこちらをご参照ください。

ドメイン・サーバー費用以外にかかるランニングコストは、主に決済手数料のみとなります。

ただし、WooCommerceやWelcartを導入する場合は管理作業が増えるため、運用面での負担は増えるかもしれません。

サイトを拝見した際、運営元情報が不明確でした。

ネットショップを運営する際は、特定商取引法に基づく表示が義務付けられています。
特定商取引法に基づく表示について（消費者庁）
総額表示の義務化について（国税庁）

いずれの方法を選択する場合でも、制作後はお客様ご自身でサイト運営をスムーズに行うための操作習得や学習が必要となります。

一方で、ASPの場合は月額数千円（+売上に応じた手数料等）の維持費がかかるものの、サポート体制が整っており操作も簡単なため、ご検討の余地は十分にあるかと思います。

ご不明点がございましたらお気軽にご連絡ください。