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今回は、リニューアルが不要になる、簡単にサイト改善できる3項目というお話をします。
サイトを作って5年経つからそろそろリニューアルしないといけないのかなとか、会社サイトもなんとなく他の同業他社を見ても、結構リニューアルしているところもあるので、うちもやった方がいいのかなとか、そういう判断でリニューアルされる方もいらっしゃると思います。
リニューアルのタイミングというのはなかなか難しいものです。
ただ、ちょっと待ってください。
実際、あなたのサイトを訪問している方は、7割が新規のお客さんなんですね。
ほとんどがあなたのサイトを初めて見るお客さんです。
デザインがちょっと古いかなと思っても、10年、15年経つようなサイトでなければ、5年前くらいだったら、そんなにデザインも古臭くなってなかったりすることが多いんです。
そのタイミングでのリニューアルは少し待ちましょう。
本来、リニューアルは明確な目的があってやるべきものなのです。
そのサイトの集客とか、動線とか、根本的にHPの構造改革をしたい、そういった時にリニューアルを真剣に考えていくのです。
今回はそのリニューアルを真剣に考えていく前の段階の、ちょっと改善すればリニューアルしなくても済むんじゃないかというところのベスト3のご紹介です。
その前に知っておいてほしいのが、リニューアルの前に必ずチェックしておいてほしいポイントとしてですね、共通することがあるんです。
この3点に全部共通するポイントは、コンテンツの並び順とかコンテンツの視点という部分です。
この2つを頭に入れておいていただいた上で、どこからチェックすればよいかというお話をしていきたいと思います。
改善するためにチェックすべき第3位
これは何かと言いますと、トップページのコンテンツに優劣をつけて、並び順を変えるということなんです。
これ、結構簡単にできます。
今のワードプレスは全部ブロックエディターで作ってるのですが、ブロックを上に持っていったり下に持っていったり、並び順を簡単に変えられますよね。
簡単に変えられない場合はソースを見て、制作会社さんとかにやってもらわないといけない部分があるかもしれませんが、基本今の最新のワードプレスはブロックエディターで全部積み上げていく形です。
例えば、ABCっていうコンテンツが上から並んでて、Cを一番上に持っていこうと思ったら、Cのブロックを掴んで、ピューッとAの上に移動させると、CABという並び順にコンテンツが入れ替わります。
そんな簡単に操作ができる仕組みになっています。
WordPressに作り替えたい方はこちらをご覧ください。→ フルオーダープラン(WordPressホームページ制作)
技術的には簡単になっていますので、とにかくコンテンツを、ブロックエディタでもどんな形でもいいんで、並び替えるっていうところを一度見てほしいです。
例えば、ブロックごとにいろんなコンテンツがありますよね。
社長挨拶ですとか、商品サービス紹介、Q&A、お客様の声、新着情報で、お問い合わせフォームをつけたりとか、トップページにこんな項目がざっとあると思うんですね。
新しいお客様が来ました、パッと一番最初に新着情報を見てほしいと、だから新着情報はトップページの上の方に持っていくんだっていう事業者の方も多いんです。
しかし、実はさっきをお伝えしましたように、ユーザーの7割は初めての人なので、どこの誰か知らん会社の新着情報よりも、商品とか製品とかサービスとか、そっちの情報を見たいんですね。
ですから、基本的には商品など自社サービスの内容を上に持ってくる、トップページのできるだけ早い段階でユーザーが見えるようにするっていうのを前提に考えるべきなんですね。
他には、社長挨拶とか、経営理念的な話ですね。
「うちの会社はこういう会社ですよと知ってください」というようなお話をトップページの、まあ、画像があってその下すぐに、社長の顔写真で挨拶文とか持ってくるような会社さんもあるんですけれども、これはもう完全な紙媒体の作り方なんですね。
パンフレットを作る時なんかはそういう形で良いかもしれませんが、Webはとにかくみんな急いで、自分が見たいものだけを見るっていう使い方なので、とにかくユーザーが見たい情報をすぐに見せてあげる必要があります。
何が見たいか、やっぱり商品とかサービスとか、BtoBとかでしたら特にそうですよね。
ユーザーが見たいだろうなっていう商品をまずは上に持ってきましょう。
本当にユーザーが興味のある情報っていうのは商品とかサービスの情報で、あとは他のユーザーからの評価とか、どんなお客様とつながりがあるのかとか、どんな実績があるのかとか、そういうところは興味関心ありますよね。
つまり、一律的には言いにくいんですけれども、相手優先順位をつけるとすると、商品サービス紹介が上に行きます。
メインの画像があって、すぐ下に商品サービス紹介が来ます。
その後、それについて使ったお客様の声や事例、商品・サービスについてのQ&A、その下ぐらいに社長挨拶とか新着情報とかで、そこまで見て、最後、そのページ、トップページの出口となるお問い合わせフォームを置いておく、そういう並び順が理想的だと考えています。
初めて訪問してくださったユーザーに対して、その方が見たい情報を上から順番に並べ直してあげる、ホームページの全体的なリニューアルをする前にまず最初に考えてほしいことなんですね。
これが第3位です。
改善するためにチェックすべき第2位
次に、自社目線になっているコンテンツをお客様目線に変えるっていうことをしてほしいんですね。
多くの会社さんで自社目線になってるんです。
第3位のところで並び順を変更しました。
変更しても、結局中身が伴っていなければならないっていうのはもちろんなんで、例えば
「弊社はこんな会社です。弊社の商品はこんなんです。弊社のセールスポイントはこれこれです。弊社にお任せください」
というような感じで、自分のことを自分視点で、「俺は俺は」というような感じで書いていると、信用される前に何かも圧力がすごいなと思って逃げられますよね。
すごい「俺が俺が」出てくるなというような感じに思われると、やっぱりそうなんですね。
自分の話ばっかりしてくる人って、リアルの世界でも結構面倒くさいですよね。
やっぱり、会話のキャッチボールとか、お互いが話を聞いたり聞かれたり、そういう関係があってこそ人間関係もうまくいきます。
じゃあ、ウェブサイトも一方的かというとそうではなくて、そういう関係を作っていく努力をしていくんですね。
ですから、そういう風になっていないかっていうのを、自分のサイトの文章の書き方、表現チェックしてほしいんですね。
僕はいつもお客様目線と言うんですけれども、お客さん目線ってどういう目線かっていうと、
「他のお客様はこのように使っています。あなたの生活がこれこれこういうふうに変わりますよ」
「弊社の商品を使っていただけると、あなたも集客ができたり売上が上がったりするようになります」
などが分かりやすいと思います。
最初の例では全部「弊社は、弊社は」で始まってるんですけれども、これって一人称ですよね。自分が発信する主語です。
「私が」「弊社が」「弊社はこうです」というのは一方的すぎるんで、その理想的なお客様視点っていうのは「あなたは」で始まってるんですね。
「あなたはこうなります」「あなたはこういう風な使い方ができます」「あなたにとってこれこれこうです」という具合です。
そういう表現が二人称です。
要するに一人称で完結しているホームページというのは、人から見たら、一人称で「自分が自分が」と言ってんやったら、「もう勝手に言っといてください。僕は別のホームページ見に行きますんで」という話なんですよね。
でも、二人称で「あなたは」という風にホームページの方から、その見てくれているサイト、サイトを見てくれているユーザーに対して問いかけて、語りかけるようなホームページであったら、登場人物は2人になるんですね。
「あなた」と運営している側の「私」。
登場人物が2人になったら、そこでやり取りが発生して信頼関係も生まれてきそうですよね。
たとえ画面の前でカチカチホームページを見ているだけでも、そういう語りかけとか「あなたは」と言われると、ちょっとだけでも信頼関係できそうですよね。
でも、一人称で「弊社は、弊社は、こんな商品ですよ、使ってください」といや、もうそれはもう一方的で、信頼関係築く前にもう結構ですってなります。
ですから、この文章の表現っていうのは非常に大切で、これは本当に主語を変えるだけで簡単に変更できますので、じゃあ大掛かりなリニューアルの前に、
そういうコンテンツになっていないかどうか、
ちゃんと主語が二人称になっているか、
ホームページの登場人物はちゃんと自分たちとお客様の2人が登場するような設定になっているか
っていうところをチェックしてほしいということなんです。
改善するためにチェックすべき第1位
そして、1番目ですね、一番重要な内容。
まあ、3番目では順番を並び替えてくださいと、2番目ではあなた目線にして登場人物を2人にしてくださいと書きました。
そして、そこで登場人物が2人になったところで、一番大事な優先順位の一番高い部分、何かというと、これはもう明らかにお客様がまさにお問い合わせをしようとする、お問い合わせフォームなんですね。
お問い合わせフォームがちゃんとそのユーザーが使いやすいものになっているかを徹底的に見ていかないといけないのです。
お問い合わせフォーム最適化みたいな、そういうサービスとかもあるぐらいなんですね。
そこでお問い合わせフォーム、どういう風なところを見ていけばいいのかっていうのをここからお話ししていきます。
ホームページを色々改善しようとして、やっている、動いているコンテンツを調整している、リンク関係を整理している、まあ、いろいろされている方、多いと思うんですけれども、ちょっと抜けがちなんですよね、お問い合わせフォームって。
とにかく最後の最後のフィニッシュのところなのに、一番手を抜きやすいところ。
ただ、逆に言うと、一番大事なところですよね。
そのお問い合わせフォームの、その一歩先にはもう、こちらとのコンタクト、連絡が取れる、つながりが取れる、その連結感の部分になってくるんで、そこが本当に出しやすいか、送信しやすいか、安心してお問い合わせできる内容になっているかっていうところですね。
実は、お問い合わせフォームっていうのは改善するところがたくさんあるんですよ。
今回、そのポイントを4つだけに絞って、それを解説しようと思います。
まず、お問い合わせフォームの改善すべきポイントの1つとしては、項目の数です。
そして、2つ目は、入力しやすさです。
そして、3つ目は、項目の順序です。また、順序が出てきましたね。
そして、最後、4番目が、フォーム上の挨拶文ですね。
フォームの上に乗っかってますよね。
ただボーンとフォームだけがあるだけで、「問い合わせしてくれよ」というような状態にするんではなくて、フォームの上に例えば、
「お問い合わせフォームを開いてくださってありがとうございます」とか、
笑顔の女性の写真を載せるとか、
別の連絡手段を書いておくとか、
「お電話はこちらです」とか、
「メールはこちら、LINEの友達でもOKですよ」とか、
SNSでも連絡受け付けてますとか連絡手段をいくつか書いてあげたりとか、
そういうお問い合わせフォームの工夫が非常に重要です。
これがリニューアルの前に考えたい「改善するためにチェックすべき」第1位ということになります。
ただし、このフォームの改善っていうのは、内容がすごく充実してて、たくさんやるべきこと、見るべきことがありますので、別の記事(効果のあるサイト改善「お問い合わせフォーム」の見直し)で詳しく解説したいと思います。
投稿者プロフィール
- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら
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