今回は、これからのWebの理想サイトを見つけたというお話を書いてみます。


5番では、「私が考える今の理想サイト」というのを具体的にご紹介させていただきます。

1.コンテンツメインのサイト

まず、これからのWebの理想のサイトということで、絶対必要条件でコンテンツメインのサイトということで考えています。

コンテンツというのは何かというと、サイトに掲載した文章、画像、動画、これらをひっくるめてコンテンツという形で表現しています。



具体的なコンテンツはどんなものかというと、まさに「ブログの1記事」のようなイメージでいいと思います。

例えば、商品の説明ブログを作る時に、その1つの記事に商品の写真があって、この商品はこういう風に使いますとか、こういう機能がありますとか、お客さんの声としてこういうものがありますとか、そういったものです。

ブログというと、どうしても日記というイメージが強いのですが、その日記というイメージを取っ払っていただいて、誰かが検索で探し、見つけて、その人の役に立つようなしっかりとした記事というイメージでお考えいただきたいと思います。

そうなることで会社の商品を知ってもらえますし、もちろん会社そのものも知ってもらえます。

そして、お問い合わせとか商品購入とか、そういったアクション、ビジネスが発生するという流れになっていきます。

2.コンテンツ内に自社の商品・サービスの導線

コンテンツ内に自社の商品サービスの動線があること、これも必要なことなんです。

分かりやすい例でいうと、お掃除の方法やクリーニングの方法など、自分でできるノウハウの情報をブログに書いたとします。

そうすると、その情報を求めてユーザーがアクセスして来ます。

クリーニングの方法の記事であれば、「自分でこんなやり方でクリーニングできるんだ」ということで、そこでユーザーに満足が生じ、「この記事はすごい役に立ったな」とか、「シェアしよう」とか、「みんなに教えてあげよう」とか、そういう気持ちになるわけです。

しかし、そのコンテンツを無料で提供するだけであれば、運営者にとって見返りはやはり少なくなってしまいます。

そのため、事業者としては、クリーニングだったら、記事の1番下にさりげなく自社の商品やサービスを紹介することが重要です。

例えば、洗剤を売っているのであれば、「この記事で使用している洗剤はこれです」と商品をさりげなく紹介するなどです。

また、クリーニングのサービスであれば、クリーニングの方法の記事を読んだ時、一番下にリンクを設けて、「こちらのサービスもご利用ください」と誘導することも考えられます。

WordPressで各コンテンツの記事の中にそれを入れるのではなく、最後まで読むと、フッター部分に会社のロゴやリンクがあり、「弊社のサービスはこちら」と紹介する方法です。

まずは、自分のホームページに来て、そこで様々なコンテンツを役に立ててもらい、その後何らかの形でサービスページや商品ページに飛んでもらうことが重要です。

ただ、あまり売り込みの感じで入れてしまうと、情報自体が信憑性を失ってしまいます。

結局、「ただ売り込みたいだけなのか」と思われてしまうと、ユーザーに興味を失われてしまいます。

何度も言っていますが、さりげない形で誘導するようなイメージで掲載して欲しいと思います。

3.動画が各ページにある (+文字起こし)

次に重要なのが、各ページに動画と文字起こしを用意することです。

これからの時代において、動画はさまざまなデバイスで情報を閲覧できるようにしておくべきです。



文字起こしをしておけば、例えば電車の中で文字情報で読む方もいますし、イヤホンを持っていれば動画で聞く方もいますので、そういった方々にも対応できます。

動画は、文章を読んで理解するよりも分かりやすく、具体的な動きもわかるため、好まれる傾向にあります。

ですから、これからは動画制作もしっかりと行うべきです。
もしまだ動画を導入していない方は、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。

4.同業種に大手サイトがあっても、自前コンテンツを作る

これからのWebの理想のサイトは、コンテンツメインのサイトで、そのコンテンツを作らなければならないということは前述した通りです。


次に、同業種に大手サイトがある場合の対応についてです。

例えば、ダスキンのような大手の会社が、お掃除のやり方などの記事を大量にWeb上に公開している場合、多くの人が「今からウチの会社は参入できないな」「ウチが書いてもそんな会社に勝てるわけないし、無意味なのでは…」と考えることもあると思います。

しかし、キーワードや地域の場所を選べば勝てるということも知っておいて欲しいです。

ですから、たとえ自分たちのやっているビジネスで、大手の会社がWeb上の検索結果を独占していたとしても、自前でコンテンツを作らなければ将来的な集客は難しくなってしまいます。

これはもう絶対に続けていかなければならないと、これからのWebの理想のサイトとして書いています。

コンテンツメインにしていかないと、検索からの集客は今後継続して行うことは難しくなってくると考えてみて欲しいです。

5.自サイトへの集客は自サイトのニーズを創る
  理想サイト→例)ク○○ルのサイト

最後、5番目については、自サイトへの集客は、自サイトのニーズを創って行くことです。

自分のサイトを知ってもらい、そこに集まって情報を読んで貰えるようになると、ユーザーが知らなかった部分で気付きを与えることができる可能性があります。

気付きとは、例えば「あ、こういうサービスがあるんだ」、「こういう視点は自分たちにはなかった」などです。

こういうことも、他の人が知らない自分の会社独自の情報や経験談をオープンにしていくことによって、それが必要な方や響く方というのは一定数いらっしゃいます。

これは、どこの業界でも、どこのサイトでも発生しますので、自分のサイトへの集客はしっかりと「自分たちのコンテンツ」を作って、そこで現在のお客様や将来のお客様のニーズを創って行く、というイメージでコンテンツを作っていって欲しいと思います。

そして、このコンテンツメインのサイトで私が今理想としているサイトが「クラシル」というサイトです。

「クラシル」というのは、既に有名な料理の人気動画サイトです。

以前から「クックパッド」というレシピの人気サイトがあったように、多くの方が「晩ご飯を何にするか」という悩みを持っています。

YouTubeなどでも、レシピの動画は何十万回も再生されているというのは非常に多いです。


その中で、この「クラシル」というサイトは、会社でプロの専門スタッフが、だいたい40秒から1分半くらいの動画をたくさん撮影して編集し、そしてアップしています。

動画のコンテンツを増やしているだけでなく、たとえばWebアプリもあります。

ウェブ版で見ていくと、まず1つのメニューについて動画があります。

そのメニューについてのレシピや作り方は、テキストでもしっかりとその同じページに載せています。

つまり、動画があって、文章と画像でも説明しているコンテンツを1ページとして作っているということです。

これが、私が言っているブログの1記事という意味です。

こういったコンテンツのページが、結局、自動的にコンテンツがどんどん増える仕組みになっています。

この仕組みというのは、実際にその紹介された料理を作ったユーザーが、「実際に作ってみたらこうなりました」という写真と共に感想(“みんなのたべれぽ”といいます)を述べているんです。

ですから、レシピ動画を1つ作り、その作り方や調味料、必要な材料を文章で書き、そこから継続的にユーザーの口コミのコンテンツが同じページにどんどんコンテンツが自動的に増える仕組みになっていて、これは他のユーザーにとって見たい情報ですし、検索との相性もいいんです。

第三者が書いた口コミは、客観的で公平な情報だからです(もちろん、サクラによる口コミサイトは論外です)。

1度書いた記事に「みんなのたべれぽ」が載ることで、更新を楽しみに何度も見に来るユーザーも現れます。

こういう良いループが生まれます🐣✨️

 【クラシルプレミアムは すべての機能が使い放題】

  • 人気順検索(間違いないレシピが 見つかる)
  • 保存無制限(レパートリーが増える)
  • 簡単レシピ検索(簡単レシピが すぐに見つかる)
  • カロリー表示(タンパク質や脂質 なども見られる)

などというのが有料会員になると、追加機能として使えるようになるそうです。

この有料会員の機能は、例えば絞り込み検索の拡充について見ると、こうやってコンテンツをどんどん増やしていくと、ピンポイントで検索したい時に有料の方が便利だなということになって来ます。

コンテンツが増えれば増えるほど、有料の機能を使いたい(便利)という方がもちろん増えます。

もちろんコンテンツがどんどん増えて来ると、サイトのページ数が増えるということと同じことになります。

つまりSEOに強くなるということなんですね。

単純に考えて1,000のレシピがあるよりも、1万のレシピがある方が、1万ページの入口から検索流入で入って来ますので、もちろん会員登録しようというユーザーの母数も増えます。

そして無料登録してくれたユーザーの母数が増えて来ると、「もっと便利に使いたい」「月額480円(2025.01現在)くらいならいい」という方もたくさんいらっしゃいますので、有料会員も増えます。

これはフリーミアムのモデルですが(ゲームの課金もこのパターン)、そうなってくると、とにかくレシピ数を増やしていけば増やしていくほど収益が上がりやすいモデルになっているんですね。

これが一番僕が考える理想のサイトで、コンテンツが時間経過とともに自動で増える仕組みができていて、コンテンツが増えれば増えるほどをもちろん検索からの流入も増えていけば増えていくほど有料の機能を使いたい会員が増えて行くことになります。

これは理想のウェブサイトだなあということで、うまく作られたサービスだなぁと関心しています。

1番言いたかったのは、動画と文章と写真でコンテンツをしっかり作って、それを増やしていくこと。

これから、1番やっていかないといけないことです。

コンテンツを作ったら、必ず自社の商品サービスにさり気なく動線をつけて、アクセスできるようにしておく。

今まで、会社案内のパンフレットのようなサービスページだけを作っている会社サイトが多かったんですが、これからはそうではありません。

主従の関係でいうと、下記のようになっています。

商品・サービスが「主」から「」へ

コンテンツ(文章・画像・動画)が「従」から「」へ

この商品やサービスが以前は重視されていたのですが、今ではその比重が10%にまで減少しています。

そして、サイトに掲載される文章、画像、動画などのコンテンツが主要な役割を果たすようになっています。

このようなイメージでサイト運営を行っていくことが、今後の集客やビジネスに良い影響を与えるとされています。

Web上ではすでにこの傾向が見られ、コンテンツが充実していなければ、商品を売ることや知ってもらうことが難しくなるという時代が来ているという認識を、多くの事業者様に持っていただきたいと思います。

今回はここまでとなります。本日もご視聴いただき、どうもありがとうございました。

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投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界18年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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