カスタム投稿・カスタムタクソノミー・カスタムフィールドについて
WordPressにはデフォルトで「投稿」や「固定ページ」が存在していますが、実際のサイト運用において、例えば
- 商品一覧
- 店舗一覧
- 不動産一覧
などのページを別で作成したいケースが出てきた場合に、「カスタム投稿」を作成するという方法があります。
カスタム投稿の中でカテゴリ分けをしたいときには、「カスタムタクソノミー」を作成して、分類分けをおこなうことができます。
「カスタム投稿」の中には、独自の入力項目を「カスタムフィールド」で設定することができます。
例:
「商品一覧」というカスタム投稿を作成
→その中に「食品」「日用品」「文具」などといった分類(カスタムタクソノミー)を作成
→「商品一覧」の中に、「商品名」・「メーカー名」・「金額」などをカスタムフィールドで設定
ここでは、プラグインを使用した「カスタム投稿」「カスタムフィールド」「カスタムタクソノミー」の作り方をお伝えしていきたいと思います。
プラグインのインストールと有効化
「Custom Post Type UI」と「Advanced Custom Fields」の2つのプラグインをインストールして有効化します。
Custom Post Type UIで「カスタム投稿タイプ」の作成
まずは、
CPTUIで「カスタム投稿タイプ」を作成します。
管理画面のメニューから、
CPT UI>投稿タイプの追加と編集を選びます。
●投稿タイプスラッグ
半角英字で文字を入力します。
今回は「shop_list_test」としました。
●複数形ラベル/単数形ラベル
名称を入力します。
今回は「テスト店舗一覧」としました。
※他にも様々な設定項目がありますが、必須項目は上記のみとなります。
すべて入力したら、「投稿タイプを追加」をクリックします。
追加すると、管理画面のメニューに
「テスト店舗一覧」が追加されていることがわかります。
Custom Post Type UIで「カスタムタクソノミー」の作成
次に、
CPTUIで「カスタムタクソノミー」を作成します。
管理画面のメニューから、
CPT UI>タクソノミーの追加と編集を選びます。
●タクソノミースラッグ
半角英字で文字を入力します。
今回は「business_type_test」としました。
●複数形のラベル/単数形のラベル
名称を入力します。
今回は「テスト業種」としました。
●利用する投稿タイプ
先ほど作成した「テスト店舗一覧」の中で使いたいので、そこにチェックを入れます。
※他にも様々な設定項目がありますが、必須項目は上記のみとなります。
すべて入力したら、「タクソノミーの追加」をクリックします。
追加すると、管理画面のメニューの「テスト店舗一覧」の中に「テスト業種」が追加されていることがわかります。
※タクソノミーの並び順という項目が表示されているのは、「Category Order and Taxonomy Terms Order」というプラグインを使って、タクソノミーの並び順の入れ替えができるようにしているためです。
Advanced Custom Fieldsで「カスタムフィールド」の作成
次に、
Advanced Custom Fieldsで
カスタムフィールドを作成します。
管理画面のメニューから、カスタムフィールド>新規追加を選びます。
●フィールドグループを編集
カスタムフィールドの名前を入力します。
今回は「テスト店舗カスタムフィールド」とします。
●フィールドタイプ
プルダウンから選択します。
今回は入力欄を作りたいので「テキスト」を選択します。
●フィールドラベル
編集ページで表示されるフィールドタイプの見出しとなります。
今回は「店舗名」とします。
●フィールド名
半角英字で設定します。
PHPコードでの呼び出しに使います。
入力できたら、「Add Field」をクリックします。
同じ手順を繰り返しながら、必要なフィールドを作成していきます。
このような形でテスト店舗のカスタムフィールドを作成します。
必要なフィールドの作成ができたら、下にスクロールします。
設定を図のように、
投稿タイプ 等しい テスト店舗一覧
と設定します。
ここまでできたら、「Save Changes」をクリックして、設定を保存します。
カスタムタクソノミー「テスト業種」に分類を登録する
続いて、先ほど作成した、
カスタムタクソノミー「テスト業種」の中身を作成していきます。
管理画面から、
テスト店舗一覧>テスト業種を選択します。
テスト業種のカスタムタクソノミー画面が出てきます。
まずは親業種を作成します。
ここでは「親業種1」とします。
名前:「親業種1」
スラッグ:「親業種1」
と入力します。
親テスト業種は今回は存在しないので、「なし」を選択します。
※親テスト業種がある場合の方法は、この後説明します。
入力できたら、「新規テスト業種を追加」をクリックします。
追加すると、一覧に追加した分類が表示されていることがわかります。
次に子業種を作成します。
先ほどと同様の手順で、名前、スラッグを入力します。
親テスト業種で「親業種1」を選択します。
入力できたら、「新規テスト業種を追加」をクリックします。
追加すると、一覧に「子業種1-1」が追加されていることがわかります。
先ほど、親テスト業種に「親業種1」を選択したことで、「ー子業種1ー1」となっていて、分類に親子関係ができていることがわかります。
同様の手順を繰り返し、2つの親業種とそれぞれの子業種3つを作成しました。
カスタムフィールドの中身を作成する
管理画面から、
テスト店舗一覧>新規追加 を選択します。
新規テスト店舗の追加画面になります。
先ほど作成したカスタムフィールドの項目が表示されていることがわかります。
情報を入力していきます。
先ほど作成したタクソノミーを選択することができるので、チェックをつけます。
(A店は親業種1、子業種1にチェックをつけました)
入力とチェックが終わったら、公開をクリックします。
同様の手順を繰り返し、
今回は6店舗の情報を登録しました。
カスタムタクソノミーで「絞り込み検索」も可能です
カスタムフィールドに値を入力し、カスタムタクソノミーを選択することで、
「検索機能をつけて、カスタムフィールドの検索をおこないたい!」という場合に、カスタムタクソノミーでの絞り込み検索をおこなうこともできるようになります。
検索機能についての記事はこちら
投稿者プロフィール
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Webサイトに興味をもち、独学でHTMLやCSSの勉強を始め、その後、スクールでAdobeソフトの使い方やデザインについての知識を習得する。
同時に、様々なWebサイトがWordPressで作られていることを知り、お客さまに喜んでいただけるサイト作りができるよう、WordPressの仕組みやユーザー視点での文章表現、デザインスキルを日々学ぶ。
2022年10月より、株式会社ウェブロードに入社し、お客様のサイト制作、修正やページ追加、操作サポートを行っている。
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