「ホームページを制作したいけど予算が十分に確保できない」、「とにかく費用を抑えてホームページを作りたい」こういった方は多いかと思います。

本記事では、製作費に関わってくる2つの要因の解説と、制作費用を安く抑えるための5つのポイントをご紹介します。

ホームページの制作費を決める2つの要因

ホームページの制作費用を安く抑えるためには、そもそもどういった要因が価格を決めているのか、理解する必要があります。

制作にあたって、さまざまな要因が制作費用に関わってきますが、大きく分けると以下の2つの要因が挙げられるでしょう。

  • ページ数
  • 作業工数

それぞれ、どういう点で制作費用に関わってくるのか解説します。

ページ数

制作するホームページのページ数が多ければ多いほど、単純に時間や作業が増えるため費用は高くなります。

1ページ増やすごとに、デザインを描いたりコーディングを行ったりする作業が発生するため、コストを抑えるためにはページ数を減らす工夫が必要になるでしょう。

作業工数

ページ数だけでなく、制作する際にかかる作業工数も制作費用に大きく影響してきます。

工数とは、1つの作業をこなすための時間や労力の単位を示しており、作業工数が増えるほどその分費用も高くなるのです。

ページ数が同じ場合であっても、1ページにかかる工数が変わってくると料金も変わるため、安く抑える場合はシンプルなページ構成にする必要があります。

ホームページの製作費を安く抑える5つのポイント

上記を踏まえた上で実際にどうすれば安く抑えることができるのか、以下の5つのポイントに分けてご紹介します。

①ページを統一する

ページ数を減らすとで制作費用は安くなるため、統合できそうなページは統一しましょう。

統一できるページの例としては会社概要が挙げられます。

会社概要ページには「代表挨拶」や「経営理念」、「企業情報」や「会社へのアクセス」などの情報が含まれることが多いでしょう。

これらのページは分割してそれぞれのページとして独立しているケースもありますが、広い意味では会社概要にまとめることができるため、1ページに統一することをお勧めします。

このように、用途が似通っているページは分割するのではなく、統一できないかを常に意識するようにしましょう。

②デザインテンプレートを利用する

ホームページのデザインを1から制作すると非常にコストが高くなってしまいます。

制作会社によっては、デザインのテンプレートを何パターンか用意しているケースが多いです。

デザインテンプレートを利用し、1からデザインを作るのではなく既にあるものに対して、色を変えたり画像を差し替えるなどすることでコストを抑えることができます。

デザインにこだわりたい気持ちもわかりますが、デザイン費用は製作費の中でも高い割合を占めることが多いです。

費用を優先する場合、デザインはある程度妥協が必要となるでしょう。

原稿を自社で用意する

ホームページに記載するコンテンツ用の原稿を制作会社に依頼してしまうと、費用が追加で発生してしまいます。

時間はかかってしまいますが、自社で原稿を用意することによって原稿料を削減することができるでしょう。

また、原稿を自社で用意することによって、自社のサービスに対して深い理解を持った上で書けるため、他社に依頼する場合と比較して説得力が増すこともあります。

制作会社に原稿を依頼する場合の制作費用の相場を知りたい方は下記をご覧ください。
「制作会社が原稿を作成する場合のホームページ外注費の相場」

機能を絞る

ホームページへ搭載する機能が多ければ多いほど、作業工数が増え費用も高くなってしまいます。

ついあれこれ機能を搭載したくなる気持ちもわかりますが、最低限問い合わせフォームさえあれば成約させることは可能です。

予算を抑えたい場合は、本当に必要な機能のみに絞って搭載するようにしましょう。

集客対策を自社で行う

ホームページの製作費用の中には、集客対策の費用が含まれていることがあります。

集客対策は専門的な知識がないと行えないと思われがちですが、自社でもある程度は対策することができます。

制作会社によっては、集客対策費用だけで10万円以上追加されることもあるため、自社で対策できればかなりの費用を抑えられるでしょう。

集客対策の知識はあって困ることはないですし、自社で集客できるに越したことはないため、自社での対策に挑戦してみるのも手です。

ホームページの製作費を安く抑える際の注意点

いくらホームページを安く制作したいからといって、何でもかんでも犠牲にしていいわけではありません。

ホームページを作ったとしても、当初の目的が果たせなくては制作費用が無駄になってしまいます。

そうならないためにも、以下の 3点 は注意しましょう。

保守管理費用は最低限に抑える

ホームページは制作した後にも、毎月のランニングコストとして一定の費用が発生します。

とにかく安く抑えたいがために、保守管理費用を出し渋ってしまうと、せっかく作ったのにホームページがきちんと機能しなくなってしまうということが起こります(例:システムの更新ができないことによる、セキュリティの脆弱化・プラグインの不具合など)。

ドメイン代やサーバー代で毎月数千円程度はどうしても発生してしまうため、その費用は必ず予算として確保しておきましょう。

ホームページの保守費用に関して詳しく知りたい人は下記をご覧ください。
ホームページの保守管理費用の相場と予算別できること

成約地点を設ける

ホームページを作る上で、何かしらの成約地点は必ず用意しましょう。

問い合わせフォームの設置や電話、メールアドレスなどの表記でも構いませんが、それらがないとせっかく作っても、何の成果にも繋がらないということになってしまいます。

成果の出ないホームページでは作った意味がないため、予算を安く抑える中でも最低限、成約地点は設けるようにしましょう。

問い合わせフォームの設置作業自体は、そこまで費用がかからないことが多いため、制作会社に最低限搭載してもらうようにお願いするといいでしょう。

定期的に進捗確認を行う

予算を抑えたいからといって、制作会社の打ち合わせの機会を減らすことは可能な限り避けましょう。

定期的に打ち合わせを行い進捗確認を行わないと、納期が予定より遅れてしまったり、イメージと違うものが出来上がるということもあります。

web会議などの回数に制限がある場合でも、チャットツールや電話、メールなどを用いて必ず定期的に連絡をとってください。

予算を抑えて制作することができても、納期が遅れたりイメージと違うホームページが出来上がったりしては意味がありません。

まとめ

ホームページ制作を安く抑えたい場合のポイントを5つご紹介しました。

とにかく安く制作したい場合は1つずつ項目を確認し、自社に活かすことができないか検討してみてください。

一方で、最低限の保守費用を抑え成約地点を設けることを絶対に忘れてはいけません。

安かろう悪かろうでは制作費用を無駄にしてしまうため、本記事で紹介した注意点を意識して制作を進めていきましょう。

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2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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