今回はWordPressは外注した方が良いのか、自分で作った方が良いのか、そういうお話をしてみたいと思います。
 動画でご覧になる方は下記をご覧ください。

WordPressの制作にあたり、どのような過程があるか考えてみました。
大きく分けて3パターンあると思います。

1.制作会社に作ってもらって更新も制作会社が行う
2015年くらいまでの過去に主流だったパターン。
Web集客をするためには更新が必須になった現在においては、おすすめできない。

2.制作会社に作ってもらって更新は自社で行う
現在主流になりつつあるパターン。
更新を簡単にするためには、制作会社しか分からないカスタマイズはしてはならない。
                
3.自社で作って更新も自社で行う
小規模事業者に関してはWeb黎明期から行われているやり方。
今はWordPressを使えば制作も運営も自社でできる。
当チャンネル推奨パターン。

この1番目のパターンは、まず制作会社に作ってもらって更新も制作会社が行うパターン。

2番目のパターンというのは制作会社に作ってもらい、更新は自分たちで行うというパターン。

そして3番目は、自社で作って更新も自社で行うというパターン

1.2.3とあるんですけれども、1番目のパターンは大きい会社です。

業種とか業界によっては変わるんですが、少なくとも社員が50人とか100人とか、それぐらいいる会社のパターンです。

そして2番目っていうのは、制作会社に作ってもらい、自社更新するパターンです。

これはある程度規模のあるネットショップなどに多いです。

商品の登録などで更新が頻繁にある場合は、いちいち外注で更新をするのは現実的ではありませんので、スタッフの方を雇ったり、パートの方に商品を登録してもらうというやり方になります。

あとはネットショップ以外でも、一般的な企業で社員数が10人~50人くらいの会社でしたら、制作会社に作ってもらって更新は自分達で行うというパターンが多いです。 

そして3番目。自社で作って自社で更新。これは基本的に小規模事業者です。

ほとんどの会社、小規模・個人事業主、社員が数名の会社、そういった会社は自分達で作ってしまって、更新も自分達で行うというのが1番多いパターンです。

小規模事業者に関しては、Web黎明期からも行われているやり方、2000年くらいの「ホームページを作るといえばホームページビルダー」みたいな時代があったんですけれども、その頃からずっと行われているやり方ですね。

今はWordPressを使えば、制作も運営も全部自社でできますので、当チャンネルではこの自分で作って、更新も自分で行いましょうっていうのが一番推奨のパターンです。

もちろんそのためには、WordPressのことを学習していかないといけないんですが、それはこのチャンネルの動画で1つ1つ解説していますので、そちらの方も参考にしていただければと思います。

これが1番費用的にも成果的にもメリットが出るパターンだと思っていますので、リソースのある会社は自分で作って自分で更新を全部を行うというのがベストです。

そしてまた1番上に戻って見て行きますと、制作会社に作ってもらって更新も制作会社が行うっていうのは、2015年ぐらいまでは多くの会社で主流だったんですね。

もう6年ぐらい前、ざっくりいうと2015年くらいですが、その頃まではまだWordPressがそんなに主流ではなかったので、一般にHTMLなどで作られているホームページの方が多かったので、Web集客をするためにはHTMLが分かる制作会社に更新も委ねていました。

まぁ、その頃はそれほど更新も必須じゃなかったんですね。

今でこそ更新しなければ上位表示できないっていう時代になりましたけど、その2015年辺りぐらいまではそれほど更新しなくてもしっかりと販売ページを作り、あとはブログを書いていればある程度の集客が出来ていましたので、更新を完全に制作会社に依頼して問題なかったんです。

ただ、2021年の現在は、更新しなければホームページの価値がないっていうぐらい更新に重きを置いているんです。

例えば、会社のパンフレット置いていても、よっぽど興味がある人じゃないと見に来ませんよね。

Webでも更新しないホームページっていうのはおそらく会社のパンフレットをWeb上にただ置いているだけのようなイメージなんですね。


そうなると、どこの誰が運営しているかわからない会社のパンフレットを、わざわざ見に来てもらえるかどうかと考えると、やっぱり検索者は自分が欲しい情報を取りに行くという時代になっていますので、パンフレットを置いているだけじゃ集客っていうのはなかなか叶わないです。

ですから、有益な情報コンテンツを投稿していくんです。

じゃ、どういうコンテンツを投稿して行ったらいいのかっていうのは、また別の動画でお話していきます。

とにかく更新が必須の時代になっているということは知っておいて欲しいと思います。

そして、制作会社に作ってもらって更新は自社で行うっていうパターンは今現在1番多いパターンです。

弊社でも制作だけして、更新は自分達でされているお客様が多いです。

更新をして行かないとホームページはすぐに右肩下がりになってしまうので、ビジネスでホームページを活かしていくためには、絶対に更新をしていかないといけないし、更新を継続することが必要になります。

よっぽどコンテンツがたくさん揃った段階では更新よりもメンテナンスの方に注力できるんですが、ある程度のボリュームのコンテンツが揃うまでは更新して新しいページを作って行くのは必須であると考えておくのが1番いいんじゃないかなと思います。

自分達で更新するっていうことは、更新が簡単でなければいけないですよね。

そのためには制作会社(作った人)しかわからないようなカスタマイズはしたらダメなんです。

それをしてしまうと制作会社に依頼して更新をお願いするということになってしまうからです。

ですから制作会社ではなく、自分達で更新できるような仕組みで作っておかないといけないというのはWordPressは絶対なんですね。

難しい用語が出て申し訳ないんですが、例えば管理画面のPHPの部分のところで、管理画面の「外観」の「テーマの編集」のところでしか文章の入れ替えができないようなサイトになっていれば、それは今後変更したい時に、制作会社に依頼する度お金がかかるっていうことなんですね。

これをしておかないと、今はいいかもしれないですが、やがて更新ができなくなります。

生き残っていけないサイトになります。

後々、自分達だけで更新ができるような作りにやり替えないといけないっていう事態が発生します。

ですから制作会社にしか分からないカスタマイズは、デザインでは多少あったとしても、ページ追加の所でそれはあってはいけないと思います。

よくあるのがデザインを重視しすぎて複雑な構成にしてしまい、その後はもう誰もわからないっていうサイトになることです。

そうなれば、極端ですが専門知識を習得するしかないということになってしまうんです。

ですから、作り方は「自分達で更新が簡単にできるかどうか」っていうところから判断しましょう。

そして3番目です。自社で作って更新も自社で行う。

これでできる会社はこれで行くのが1番良いです。

ただ、作るときにやっぱり時間もボリュームもありますので、最初に作る時だけ素材やどういう切り口で作るかとか、そういったことを考えて作っていかないといけません。そういう時に信頼できる制作会社を頼るっていうのは全然問題はないです。

ただ2番目でお話しさせてもらいましたように、自分たちでの更新が前提と考えておいたほうが良いと思います。

もちろんパンフレットサイトをそのまま置いておくだけで良いっていうことであれば、そもそもWordPressで作る必要がないです。

WordPressは、自社更新が前提のサイトを作り、集客とか販売に活かしていくことができるので、その場合は自分達で管理画面の固定ページと投稿ページを使って、どんどん活用していってください。

「どうやって修正したらいいんだろう?」
「更新や修正ができる人はどうやって探すんだろう?」
「制作会社に頼んでも費用的に高くなってしまう」

そういったことがたくさんの会社で起こっています。

実際にそこで大変だとか、しんどいとか、どうしたらいいかわからないと嘆く会社を2020年はたくさん見て来たからなんですね。

ですから今年は最初からこの話をドンドンしていこうと思いまして、その上で制作会社に頼む時は、「自分たちで全部できるような作り方にしておいて欲しい」ということを遠慮せずに伝えてください。


今回は「WordPressは外注した方がいいのか?自分で作った方が良いのか?」というお話をさせてもらいました。

自分達で更新できるような作りにしておくということと、今後の集客と販売のWeb上の展開は、更新が最重要であるというところを意識してください。

「作る」っていう部分はあくまでも更新のための「前段階」であり、どう更新していくかに尽きます。

コンテンツがやっぱり最重要なんだっていうことを意識して、WordPressサイトの外注とか自作とかそういった部分をお考えいただければいいと思います。

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山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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