SEOの疑問に対して、回答を書いています。質問のお答え全てに共通する内容は下記です。

  • 想定する訪問者のターゲットを絞る
  • HPのテーマ・キーワードを絞り込む
  • 初めてHPを見てくれた人に対して分かりやすくする
  • 文章は読みやすく、図表や写真は分かりやすく
  • 訪問者の疑問点や問題点を解決する情報を載せる
  • HPの情報をSNS等で共有されやすくする

SEOに関するQ&Aはこちら

SEOとは何でしょうか?

SEOが何であるのかをお話しする前に、まずはGoogleの下記の検索結果をご覧いただけますでしょうか?

多くの方がSEOと言っているのは、こういったキーワードで検索した際に出てくる検索結果の画面で、「上位に表示されること」という意味で話すことが多いのです。

下記は「福沢諭吉」というキーワードで検索したときのGoogleの検索結果画面です。

福沢諭吉

この場合は人名なので、検索結果の右側に「福沢諭吉」の写真などの情報が表示されています。

普通に考えると、1位に来ているWikipediaのページが、クリックされることが多いと予想されます。

つまり、あなたのHPがビジネス用途であり、様々な方が検索するキーワードから見つけてもらいたいと考えるのであれば、露出度が高ければ高いほど、見られやすいのは容易に想像できます。

SEOが必要かどうかを言う場合、検索して見つけて欲しいかどうかで判断します。

SEOが必要でない場合は、自社名で検索されて見つけてもらえればそれでOKという場合です。

日本全国で同じ会社名の他社が片手に余るほどあるようであれば、社名での上位表示も難易度が上がります。

会社案内代わりの会社HPが検索結果で1位になるためには、SEOのことなど何も考える必要はありません。

紙媒体のパンフレットで渡している会社案内を、そのままHPの情報として掲載しておけば、ほとんどの会社で会社名検索では1位を獲得できます。

極論を言えば、SEOが必要な会社とは、「インターネットの検索エンジンでキーワードを入力して、初めて自社の商品やサービスを目にするお客様との出会いを期待している会社」ということになります。

この視点で、あなたの会社のHPでSEOが必要かどうかを判断してみてください。

ブログをいくら書いてもアクセスがまったくありません。

ブログを書いてもアクセスがまったくない場合は、そのブログに書いた情報がインターネット上で必要とされていない情報です。

公開後、数ヶ月を過ぎてもアクセスが全く無い場合は、既にインターネット上に同じような情報があるか、そもそもニーズのない情報とお考えください。

SNSが発達している現在では、誰もが見たい情報が掲載されていれば、たとえ検索エンジンからキーワードで集客出来なくても、そのページを見つけた誰かが様々な所でオープンにしてくれる流れがあります。

SEOでの集客に成功し、検索エンジンから多大な流入アクセスを獲得できれば事業としても非常にメリットが大きいです。

しかしSEOは誰もが着手しやすいがために、SEOにこだわり過ぎて、あなたのビジネスにとってもっとよい集客方法があるのに、それを見失ってしまうことは避けたいものです。

ブログに書いている内容が、「今すぐ購入」を考えているお客様に対する商品に関するものであれば、SEOで集客するよりも検索エンジン広告からの集客を行う方が成果に結びつき易いかもしれません。

個々の商品やビジネス形態によって変わる部分ですので、個別に考える必要があります。

ブログをいくら書いてもアクセスがない場合は、もう一度、どういう形で、どういうキーワードでブログを書いていけば見てくれる方が増えるだろうか?という原点に立ち返って考える必要があります。

見てもらうためには、役に立つ、見たくなるようなブログ記事を書かなければなりません。

「SEOで上位表示できていないから見られない」という訳でも無いのです。

見られない程度の情報しか載っていないブログだからこそ、検索エンジンで上位表示できていないのです。

サイトのアクセスが最近減少しているのですが?

アクセスの多かったサイトのアクセスが減少することは、何ら不思議ではありません。

どんなHP運営者にも起こっていることですし、それがたまたまあなたのHPにも起こったというだけのことです。

アクセスが減少するにはいくつか理由が考えられます。

ここでは3パターンに分けてご紹介します。

1.同じ検索キーワードでの検索結果で、他のサイトの評価が上がったという場合

この場合は、自社よりも上位にあるサイトをチェックしてみましょう。

「そのキーワードの検索結果」で自社のサイトより上位にある理由は主に2つです。

  • 上位にあるHPの、サイト全体のテーマが、そのキーワードに強く関連している
  • そのページの情報が、同じ検索結果のほかのどのサイトよりも充実している

2.更新頻度が下がっている場合

検索結果に表示したい情報ページは常に増え続けています。

そんな中、自社のHPで情報を更新しなければ、様々なキーワードで上位に行く力が弱まっていくと考えることが普通です。

そうなのです、更新頻度が下がれば、相対的に自社のHPの記事が、検索エンジンの上位に露出しにくくなってしまうようなのです。

3.求められている情報と乖離してきている場合

インターネットの情報は最新性と正確性が求められます。

正しい検索結果に表示される情報というのは現在も過去も混在している状況です。

リアルタイム検索などを指定して検索する以外は、2年前、3年前の情報でも検索結果に表示されます。

そんな時に、他のサイトが新しい情報に更新しているのに、自社は古い情報を表示し続けているようなことになれば、検索結果から訪問した人を幻滅させ、人からの信頼や評価を下げてしまうことになります。

人からの信頼や評価を下げることは、検索上位には行けないということにつながります。

なぜなら検索結果での上位表示というのは、人気ランキング的な要素が、多分に含まれているからなのです。

個人HPではビッグキーワードで上位を狙うのは難しのでしょうか?

どの辺りのキーワードをビックキーワードと捉えるかによって変わってきます。

一般的にはリスティング広告が上から3つも4つもひしめき合っているようなキーワードはビッグキーワードと言えるでしょう。

SEO画面

個人HPでも、ビッグキーワードを狙うことはもちろん可能です。

ただし、非常に時間と労力が掛かるだけでなく、何年かかっても上位表示が実現できないといった可能性も高いです。

現実的な話としては、ビッグキーワードを狙うのではなく、ビックキーワードを中心とした、ロングテールキーワードを狙っていくことが、小規模事業者の正しいSEOのあり方だと考えています。

いちばん分かりやすいのはビックキーワードに付随するロングテールとして、地域名を入れたキーワードです。

こうすることにより、地域が絞られるため、競争相手となるHP数がかなり絞られることになります。

後は商品やサービスの種類に応じて、男女別とか素材別とかサイズ別とか用途別など、キーワードを自らの事業の得意とする内容に絞り込んでいくことによって、検索キーワードに出てくる競合数を減らして行きます。

結局SEOで集客するためには最低でも1ページ目には表示されなければなりませんし、理想はメインとするキーワードの周辺キーワードで、少しでも多くの検索結果で1位を取っていくことです。

それを実現していくために、大きすぎず小さすぎないキーワードを選びましょう。

訪問者から必要とされる情報で、見てもらえれば満足が与えられると確信できる情報を掲載していくことが必要です。

ズバリSEOに裏技はありますでしょうか?

SEOに裏技を期待する方はいまだにたくさんいらっしゃいます。

残念ながらHP内にキーワードを詰め込んだりするような裏技で検索エンジンの上位表示が楽にできたのは2000年頃の話であり、IT業界では大昔の話なのです。

企業活動の一環としてSEOを考える場合は、ブラックと言われる手法には手を出さない方が賢明です。

インターネット上で展開されていることは全ての過去の履歴が記録されています。

つまり一度でも、自社のHPを検索で上位表示するために、ブラックな手法に手を染めた場合、会社のドメイン、つまりHPアドレスを捨てなければならなくなります。

真っ当なビジネスを展開しているあなたの事なのでそういったブラックな手法に関心を寄せないとは思いますが、一度手を染めると取り返しのつかない事態を巻き起こすことになります。

既に人工知能が検索結果を大きく決定づける力を持ち始めています。

そんな中15年や20年以上前の過去のSEOの残存情報を見て、簡単に上位表示できるような方法に惑わされないよう、SEOをおこなっていく場合は最新情報の取得に努めてください。

ここでの結論としては、「SEOに裏技は1つもありません」と断言しておきます。

WordPressはSEOに強いのでしょうか?

WordPressは一般的にSEOに強いと言われていますが、そもそもSEOに強いホームページ制作ソフトやフレームワークは存在しないのです。

ワードプレスはSEOに強いですが、それだけで上位表示される理由にはまったくなりません。

WordPressを使っているからSEOに強い、だからHPからの集客も楽になると、そんなことは全くありません。

SEOで上位表示するためには、どのような枠組み(ソフトやツール)でHPやブログを制作しても同じと考えてください。

検索エンジンからキーワード検索して自分の会社のHPを見てくれる訪問者に対して、どれだけ有効な情報や体験を提供できるか?が重要です。

結局、SEOは、検索エンジンを使うユーザーが判断すべきものであり、ユーザーが必要な情報を見つけるための手段なのです。

HPの情報を充実させてもいないのに、単に上位に表示されたからといってユーザーはそのHPを評価するでしょうか?

おそらく、「なぜこんな不要な情報が掲載されたHPが上位にあるのか?」ということで、Googleを始めとする検索エンジンに懐疑的な姿勢を示すようになるでしょう。

そうなれば検索エンジン側(Google)としても、存在価値が疑われることになります。

そもそも必要で無いと判断されてしまうのです。

これは検索エンジン側としても死活問題です。

検索エンジンは、訪問者が満足するコンテンツや必要な情報を掲載しているHPを上位に表示させようと、日々対策とアップグレードを行なっています。

WordPressを使うだけでSEOに強いという情報に左右されることなく、訪問者が必要とする情報を地道に掲載することに努めましょう。

ただ僕は、WordPressはコンテンツ展開がしやすいし、プラグインも充実していますので、ブログの枠組みとしてはお勧めしています。

順位が3ページ目に落ちました。どうすれば1ページ目に復活しますか?

これもよく受ける質問です。昔は1ページ目だったけど、今は順位が大きく下がってしまったというものです。

福沢諭吉

ここで、先ほどの「福沢諭吉」のキーワードの検索結果画面を再度見てみましょう。

検索結果にどのようなHPが表示されるかは、検索されるキーワードごとに決定されます。

つまり、検索結果に表示されるHPが、いつも同じHPとは限らないのです。

あなたの目標としているキーワードが同業他社にとって魅力的なキーワードであれば、参入事業者はどんどん増えてくるでしょう。

また、1年前や2年前とは比べものにならないほど多数のHPと、同じキーワードの検索結果を戦うことになっているかもしれません。

参入事業者の多い魅力的なキーワードだと考えましょう。

検索エンジンは更新頻度の高いHPを好む傾向にあります。

検索エンジンが更新頻度の高さを求めているのではなく、検索結果を見る人間が、更新頻度の高いHPの情報を求めているという風に考えます。

情報が新しいだけで、より正確であるという印象を与えますし、しっかりと管理されているHPであるという印象を検索エンジンが持ちます。

思っているよりも検索順位が落ちているということは、そのキーワードの検索結果で自分のHPよりも相対的に他社のHPの方が検索キーワードとページコンテンツがマッチしていると検索エンジンに判断されたと考えてください。

1ページ目から3ページ目に落ちたということは、実際に人間の目で見ても、1位にあるべきHPではなく3ページ目に存在していれば良いホームページであると判断をされたということです。

1ページ目に戻していくためには、まず、そのページ内の情報を1ページ目にあるHPの情報よりも充実させることを最優先に作業しましょう。

該当するページの充実化の作業だけで1ページ目に戻らない場合、HPのドメイン全体を見てどう対処するかを判断する必要があります。

多くの場合はHPのテーマキーワードを絞り込み、コンテンツを関連性の高い情報同士に集約化させることで解決への道が開ける場合が多いです。

どのドメインを使うかでSEO効果は変わりますか?

SEO効果という面では、一番効果が出るのは独自ドメインです。

独自ドメインというのは世界中に1つだけしかないオリジナルな文字列が与えられたHPアドレスのことで、弊社で言うと「webroad.co.jp」という文字列の部分になります。

なぜ独自ドメインが強いのかというと、検索結果で競合する情報が出てこないからになります。

また、一貫した情報が自社HPに掲載できますので、情報のまとまりという意味でも、何のHPについてのドメインかが対外的にも分かりやすくなります。

では、無料ブログサービスなど、独自ドメイン以外のドメインを使うと、SEO効果は弱くなるのかということについて考えてみましょう。

有名なアメーバブログであれば下記のようなドメインになります。

 http://ameblo.jp/◯◯◯/ 

上記のアドレスの「◯◯◯」のところに、登録したID情報が入り、それが登録者のHPアドレスとなります。

つまりドメインだけでいうと、アメブロのドメインは「ameblo.jp」というものになります。

この中に何十万、何百万というブログが登録されており、さまざまな情報が混在したドメインと言えます。

このアメーバブログは、芸能人やスポーツ選手がよく使うので、一般の方にも人気があります。

しかし、自分の名前で検索された時に、キーワード検索で必ず1位に来る有名人と違い、一般的な会社がアメーバブログでHPを作ってしまえば、検索で情報を見つけ難くなります。

なぜならアメーバブログのドメインの中に、例えば美容室であれば何千、何万と存在しているからです。

同じドメイン内での競争にまず勝利しなければ、そもそもGoogleやYahoo!の検索結果に表示されることすら出来ません。

無料ブログのほとんどが、このような構成で作られていますので、色々な運営者とごちゃまぜのページの中、混沌とした状態の中に自分のHPを埋もれさせてしまうことになるのです。

そのため、ビジネスとしてHPを活用する場合、無料ブログは使ってはいけません。

信用性の問題もありますし、見つけられやすさの問題もあります。

そもそも無料ブログの運営会社側の方針いかんによって登録が抹消されたり、コンテンツが非表示にされたりと言った、不利な契約改定などが発生してしまいます。

今の時代、HPは自社の営業の中心となるべき位置付けに成長していて、多くの会社で自社の情報発信拠点として活躍しているものです。

そういった貴重な情報資産を、他社のプラットフォームの中で運営することによるリスクは、計り知れません。

必ず自社で独自のドメインを取得し、愛着のある文字列を長期的視点で大切に運用していって欲しいと切に願います。

企業ブログは無料でなく独自ドメインで制作する

無料ブログでいくつもページを作っていますが、SEO効果は出ますか?

媒体をいくつも持ってHPを作れば、効果があるかどうかを言うと、効果があると言えるでしょう。

単純にそれぞれの媒体でコンテンツとなる文章のキーワードが異なるでしょうし、キーワードが異なる場合、異なる検索結果に表示されることになるからです。

ただし、小規模事業者の場合は1つのドメインに集中的にリソースを導入することをお勧めしています。

3つも4つもHPを管理するということは、一つ一つが手薄になるということです。

コンテンツだけなら外注でも賄えるはず、とお考えになられる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、自社の商品やサービスを販売していくには、やはり販売者の気持ちの入った言葉で購入者や検討している方の心に訴えかけるコンテンツではなければなりません。

商品やサービスを欲しいと思わせるコンテンツでなければなりません。

そのためには、自分で作っていくか、自社のメンバーに作らせるという事になります。

一つでも多くの検索結果に自社のサービスを露出させたい気持ちはわかりますが、まずは一つのドメインに情報を集中させてください。

そこである程度満足のいく結果が出てから、2つ目、3つ目と、キーワードの違う集客用のサービスサイトを展開していけば良いでしょう。

一歩ずつ足元を踏み固めていく作業でしか、結果は生まれてきません。

無料ブログなど様々な媒体で広く展開している場合は、出来るだけ自社のメインのドメインに絞って情報を発信し、そこに集客する経路を確保するようにしてください。

記事のタイトルキーワードを調整していますが上位表示できません

記事タイトルのキーワードの調整は、本来はSEO対策として行うものではありません。

SEO対策を、単なる検索エンジンで上位表示させるという意味ではなく、HPを閲覧してくれる方に見つけてもらいやすく、クリックしてもらいやすくするために行うという意味であれば、タイトルキーワードの調整を行う必要があるという判断になります。

これと同じく、検索エンジンで上位に表示させたいキーワードを本文中にもたくさん使う対策も不要です。

それよりも訪問者が読みやすく、分かりやすい表現を心がける方が重要です。

タイトルにキーワードを2つ含めると良いなどという話が出回った時代もありましたが、それも人が見て分かりやすい表現であればそうすればいいでしょう。

回りくどい表現になってしまうようならば、ターゲットキーワードは1つだけで良いのです。

つまり、「検索エンジンという機械を相手にする」という意識を捨てなければなりません。

相手にする人はそのキーワードに関連する情報に関心の強い方であり、そういう方の閲覧時間やページ遷移や、ソーシャルメディアなどで言及されている状況などが、上位表示により強い影響を与えることになるのです。

メタキーワードの設定は効果がありますでしょうか?

メタキーワードやメタコンテンツをそれぞれのページ内に埋め込む事は、直接検索エンジンでの上位表示に影響を及ぼすことはありません。

恣意的な操作で上位表示が実現されるようなことはあってはならないことだからです。

普段は検索エンジンでの上位表示とは直接関係ありませんが、メタキーワードやメタコンテンツ、特にメタコンテンツをきちんとページごとに記述しておくことは、検索結果で表示された際に「スニペット」と呼ばれるリード文の部分でアピールができます。

検索結果に出てくる様々なHPで、どのHPを閲覧しようかと考える場合、タイトルに書かれた文章と、「スニペット」の部分で書かれているリード文が、訪問者の選択決定に大きな役割を果たすことは言うまでもありません。

自らのHPの検索結果を見て、訪問者誘導のせめぎ合いをしている場所(検索結果画面)がSEOの最前線であり、メタキーワードやメタコンテンツの記述はSEOに大きな集客効果を発揮すると言えます。

ただし、この部分をしっかりと記述したとしても、直接的な上位表示には何の関係もありません。

しかし、検索結果に表示された際に、他社を抑えて自分のHPへの訪問を促すためには大きなきっかけになります。

弊社のサイトで、例えば「ホームページ自社で作成」で検索した際に黄色のタイトルと赤枠のスニペットが検索結果に表示されています。

主な内容はメタキーワードに記述していますが、一部Google側で文章が自動的に作られますのでスムーズに読めない文章になっています。

しかし、スニペットの文章は、ある程度メタディスクリプションの箇所を触ることによって調整可能な所になります。

検索結果から自社ホームページへ誘導するリード文として、スニペットは非常に重要な意味を持つのがお分かりいただけると思います。

htmlのタグ打ちで作ったHPは、SEOと相性が良いですか?

WordPressのブログシステムのように、ページをアドレスにアクセスする都度、自動発生させる仕組みよりも、1ページ1ページ全ての情報が掲載されているHTMLのタグ打ちのHPの方が、SEOの視点では相性が良いと感じています。

1ページとして「実在しているか」「実在していないか」の違いです。

タグ打ちのhtmlのページであれば、ページは物理的に存在しています。

一方で、ブログであれば、コンテンツ部分とヘッダー部分、サイドバー部分、フッター部分、画像部分、これら全てがパーツとして独立して存在しています。

ページアドレスをブラウザの窓に入力すれば、それらが集合して「仮のページ」として、Webブラウザを通して見えている仕組みなのです。

このあたりは専門的な内容になってきて、ややこしいかもしれません。

ただ、このようにhtmlのタグ打ちが分かる方であれば理解していただけると思います。

しかし、htmlで作ったHPは、知識の無い方がページ追加や更新作業を行う際に、非常に敷居が高くなってしまいます。

そのため、ブログシステムのように管理画面から文章を入力するだけで新たなページが追加される仕組みが好んで使われているのです。

技術的に正しい記述をしておけばSEOで有利になりますか?

技術的に正しい記述をしていればSEOで不利になることはありませんが、有利になることもほとんどないでしょう。

そのため必死になってHPの技術的部分の記述を修正していくことは、費用対効果で考えると必要な作業とは言えません。

例えば、技術的に記述をチェックするツールなどがWeb上にはたくさんあります。

そういったチェックツールで自分のHPをチェックして、技術的な不備が多かったとしても、致命的な欠陥以外はSEOに大して影響はありません。

ご安心ください。

InternetExplorer、GoogleChrome、Firefox、Safari、後はiphone、Androidなどの主要なブラウザで問題なくHPが閲覧できているようであれば、技術的な部分に関しては気にしなくてOKです。

SEOを強化したいのですが、何から始めれば良いでしょうか?

インターネットから集客していくためにまず最初にやらなければならないことは、あなたが運営するHP全体ボリュームとそのキーワードの絞り込み度合いの調整です。

あなたのHPが情報量も少なく、同じ検索キーワードの検索結果に表示される他社のHPに比べて情報の量や質で劣っていると感じられる場合は、狙ったキーワードがカバーする範囲を少し小さくしてみましょう。

例えばカバン(バッグ)というキーワードで検索キーワードを小さくするというのは下記のようなイメージです。

カバン

カバンのことはよく知らないので、キーワードは適当です。鞄の種類や男女別、メーカー別、生地別など、キーワードを細分化していくと、どんどん専門性が高くなっていき、競争相手も少なくなっていきます。

この中で、自社に合ったマーケット規模を選び、HPで展開するのです。

リアル店舗では多種類販売も可能ですが、インターネットでは特定品種に絞り込んだほうが得策でしょう。

独自ドメインで運営するネットショップのアクセスアップはこちら(通販サイトの運営で重要なことは?)に書いています。

ネットショップで一番効果的なSEO対策は何ですか?

ネットショップで一番効果の出るSEO対策は、商品ごとにオリジナルなコンテンツを作るということに尽きます。

非常に時間が掛かりますし、似たり寄ったりの商品であれば、その都度、文章や写真を変えていくのか?という疑問もあります。

この場合、文字を少しだけ変えても、同じようなページを大量に量産するような事になってしまえば本末転倒です。

人は自分の話に向き合って耳を傾けてくれ、自分のためにできることをやってくれる相手に好意を持ち関心を持つのです。

そういう視点でページ作りを進めていかなければなりません。

とにかくページ数を増やすためにコピー・ペーストのページを増やし、キーワードを少し変えたりしながら量産するようなことは絶対にしてはいけません。

自分のHPに書いた商品説明文章を、別媒体である、Facebook、無料ブログ、別のドメインの自社ブログなどにコピーペーストする展開の仕方もダメです。

重複した媒体に、同じ内容のコンテンツを投稿すれば、たちまちインターネット上では「重複したコンテンツ」という判定が下り、SEOのための無意味なページという判断を下されかねません。

技術的な部分では、作業はいくらでもありますが、効果は微々たるものです。

ともかくネットショップで一番効果の出るSEO対策は、徹底的にお客様のことを考えたコンテンツの作成と公開になります。

文章写真やビデオなどで接客しているイメージで、シュミレーションを繰り返してください。

そのページを見た見込み客が、どのような感情を抱くのかを繰り返しチェックし、推敲し、より成果が上がるように改善し続けることが一番SEOで成果が出る対策なのです。

近道はありません。

まわり道のようですが自国商品の良さをアピールしお客様のイメージを膨らませ欲しいと思う感情を刺激していくことが必要です。

実直にお客様が必要とするコンテンツを投入していくことが、長期的には一番近道になります。

SEO内部対策は何から始めれば良いでしょうか?

SEOの内部対策を始める場合はまずはお客様の声を拾っていきましょう。

  • どうしたら見やすいHPになるか?
  • どういう情報を掲載して欲しいか?

これらの情報をお客様から徹底的にヒアリングし、収集してくることから内部対策が始まります。

内部対策で一番おすすめの方法は、訪問者の導線をトップページから再構築することです。

この場合は、トップページの図を書くことをお勧めしています。ワイヤーフレームと言われたりもします。

トップページの図をしっかり書ければ、下記のことが明らかになります。

  • 想定する訪問者が絞り込めればキャッチコピーができる
  • その訪問者に対してどのようなHPと思ってもらうか?
  • キーワードテーマの絞り込みができる
  • 新規の訪問者とリピーターに分けて、どのようなコンテンツを見せるのか?
  • 情報の整理とカテゴリー分けが行える

何を目的としたHPになるのか?というのがトップページにはすべて盛り込むことができるからです。

HPも運営期間が長くなってくると、様々な情報をトップページに掲載するようになっているはずです。

伝えたい情報はたくさんありますが、初めての訪問者に伝わる事は一つだけです。

一つしか伝わらない情報を、どのように伝えるか、一番伝えたい情報を模索し続けるのがトップページであるとも言えます。

一般的には情報を削っていき、シンプルにし続ける作業を継続します。

ニュースサイトや情報サイトでない限りは、分かりやすくシンプルにする努力が常に求められるのがトップページの構築なのです。

そうすれば各ページヘの導線も分かりやすくなり、内部対策も進みます。

結果的にはこれが検索上位表示という面でも好結果を生んでくれることになるでしょう。

トップページをスッキリさせれば、次に何を行えば良いのかがどんどん見えてきます。

企業サイトでのトップページの改善はこの繰り返しです。

ホームページ運営の日常業務(担当者チェックリスト)

SEOツールで点数が悪かったのですが?

結論から申し上げますとSEOツールの点数を考慮する必要はありません。

SEOツールも、もはや過去の話になります。

ここで言う過去とは、既に10年、15年以上前の、裏技的なSEOテクニックがまかり通っていた時代の産物です。

リンクをたくさんつけてもらうとか、キーワードをたくさん盛り込んでいるとか、小手先のSEOテクニックが全盛期を迎えていた時代の話です。

SEOツールは、「あなたは点数が悪いのでこのサービスに登録しなさい」とか「ディレクトリサービスのリンク登録がおすすめです」とかいう、アフィリエイトサービスと提携していることが多く、手数料収入を得るためのビジネスとしての存在価値しかありません。

本当に検索エンジンで検索結果の上位に上げる気持ちがあれば、運営しているHP自体のコンテンツの充実化を図り、閲覧者に対しての利便性を良くしていく事以外に方法はありません。

ツールで点数の悪いところを埋めていくようなSEO対策は、もはや今の時代は無意味なのです。

そんなツールは使う事も止めてしまいましょう。

数字に踊らされることになり本来の対策が見えなくなってしまいます。

相互リンクは今も効果があるのでしょうか?

基本的に現在は相互リンクは効果が無いとお考えください。

効果がないと考える根拠としましては、相互リンクは自分達だけで操作できるものであり、個人レベルで作業できる部分で検索エンジンの順位が変動するということはありえないからです。

つまり、相互リンクしただけで検索エンジン順位の上下が決められることはありません。

多くの場合は、双方のリンクを介してアクセスが自分のHPに集まる効果を狙うものと考える方が良いでしょう。

ペンギンアップデート・パンダアップデートとは?

ペンギンアップデートやパンダアップデートというのはGoogleがまじめにHP運営をせず、楽をして検索順位を上げようとしているHPに対して出した制裁と考えていれば良いでしょう。

SEOを始めて、5年や10年が経過している方こそ要注意の内容です。

それくらいの年数、HPに対してSEO対策を施した経験のある方は、外部リンクを獲得したり、キーワードを調整したり、HPのコンテンツを、外部の人間に外注してたりすることによって検索上位を実現した経験が頭から離れないからです。

真っ当にHPを運営し、自らのお客様の役立つ情報を掲載している会社様に関しては、Googleの技術的なアルゴリズムの変更に関する情報はまったく気にしなくても良い、不要な内容になります。

自らのお客様に対してどのような情報をHP上で公開すれば役に立つのかという部分に注力しましょう。

Googleの検索エンジンの技術的な変更というのは常に改良がなされているので、それを追いかけるというのはHP運営者にとって費用対効果の悪い作業です。

こうしたGoogleの検索アルゴリズムの変動に対してまったく動じないHPとは何か?というものを常に自問自答し、自らのHPに掲載している情報が他のどのHPよりも必要とされる情報を掲載し、進化させることがSEOで勝ち続けていく方法なのです。

SEOでは被リンクをどのように増やすべきでしょうか?

上位表示させたいがために被リンクを考えるのは本末転倒です。

単にリンクされるページ数を増やしたとしても、訪問者を十分に満足させることが出来ないHPであれば、その次が無いのです。

内容も伴なっていないのに、単に上位表示させただけであれば、それを見た訪問者は悪いイメージを持つだけです。

「なぜこんな不要な情報を持つHPが上位に来ているのだろうか?」と嫌悪感すら持たれることになりかねません。

そんな目に合わない為にも、きちんと訪問者が見て満足する情報に充実させ、HPを整理し、初めて上位表示するのがスムーズな流れです。

上位表示してしかるべきHPになれば、Googleのアルゴリズムが自動的に判断して、相応の順位に引き上げてくれます。

どこにリンクがどれだけ付いているか等は関係なく、本当にそのキーワードの検索結果で必要とされる情報であれば、リンクなどなくても上位表示は実現されます。

それは弊社の様々なページを見ていてもそう思います。

ここでいうリンクとは外部ドメインからのリンクの事ですが、HPのコンテンツが増えてきて充実したHPになれば、内部のリンクだけでも、かなり上位表示には貢献してくれます。

我々の目指すべきは、この状態であり、ドメイン内部のページ数が増え、それらの相互に行き来しやすいページ群となって上位表示された暁には、他のHP運営者やソーシャルメディアからのリンクも多く入っている状態になっているはずです。

つまり、被リンクは力でコンテンツ制作を考えるのではなく、多くの方が求めているコンテンツを作るという視点で動きます。

そうすれば自然と被リンクも後から付いてきます。

キーワード広告を使わずに上位表示できますか?

もちろん色々なキーワード検索結果で1位のHPがあるということは上位表示できるということです。

ただし、キーワードの競合度合いによっては並々ならぬ努力を要します。

1位になることで集客で大きな効果を発揮し、なおかつ売上や利益が見込まれるキーワードにおいては競争もそれに比例して激しくなるのが普通です。

一般的に競争が激しいキーワードかそうでないかは、「検索キーワード連動広告」がどれだけ出ているかによって判断できます。

もちろん検索キーワード連動広告がたくさん出ているキーワード検索結果ほど、上位にランキングされれば収益が見込まれるという目算があるからです。

キーワード広告を使わずに上位表示する方法がSEOと呼ばれるもので、この対策を行う必要があります。

数十ページしかないHPなのに、大手の上場企業が上位に位置するキーワードで同じように戦うことはまず難しいでしょう。

利益が見込まれるキーワードの検索結果では、大手企業は検索キーワード連動広告もたくさん出しますし、広告以外の自然検索結果と呼ばれる場所でも、SEOの力を使って上位表示を実現しようと資金を投入しています。

資金的に大手と戦えない中小企業は激戦キーワードでの戦いを避ける方法を取ります。それが確実だからです。

例えば「転職」のようなビッグキーワードを狙わずに、テーマやキーワードをより小さく絞り込んで行き、自社のHPのボリュームや企業規模に合うキーワードで上位を実現する対策を練るのが一般的です。

前述のカバンの例で挙げたように、キーワードを小さく小さく絞り込み、自分たちのビジネスにちょうどいい大きさになるまで調整を掛けていくのです。

1.コンテンツを充実させてお客様が必要としている情報をHPに掲載していること
2.自分たちが展開しているビジネスにあった集客できるキーワードを選定し、そのキーワード市場で戦うこと

この2点が、キーワード広告を使わずに検索エンジンからSEOで集客する大きなポイントになります。

SEO業者任せで上位に表示できるでしょうか?

SEO業者にどのような作業を委託しているかによりますが、業者任せで結果が出ない理由は1つしかありません。

「作業をしていないから」の一言に尽きます。

様々なHPからあなたのサイトに向けてリンクを貼る作業をするSEO業者もありますが、そんな業者に月額料金を支払っても上位表示できないどころか、順位はどんどん下がっていくことになるでしょう。

これは、「SEOに裏技はありますか?」の項目でお話した内容ですが、リンクを色々なサイトから、上位表示を目的とするHPに向けて出すことによって検索結果で上位表示出来たのは12年以上も前の話になります。

インターネットでは過去の情報も最新情報と同列扱いで検索結果に表示されます。

情報が古ければ古いほど(つまりインターネット上に存在している期間が長ければ長いほど)、上位表示されやすいという検索エンジンの問題点もあるからです。

例えばSEOというキーワードであれば、古過ぎる情報では、何の役にも立たないばかりか、デメリットにさえなります。

そんなデメリットになる情報であったとしても、検索キーワードから情報を探して学習している方なら、間違った情報を鵜呑みにしてしまうことさえあるのです。

IT系のキーワードで検索する場合は、「情報の更新年月日がいつであるか?」というのは要注意事項です。

本題に戻りますと、SEO業者任せで上位表示できる場合は、ほぼ無いと言っても過言ではありません。

HPを管理している主体であるあなたが、積極的にコンテンツの追加やターゲットとなる見込み客の選定をおこなうべきなのです。

それにはコンテンツの追加作業や情報の更新作業、訪問者がHPを閲覧しやすいように誘導リンクを付ける作業など、より見やすく、より分かりやすく、より楽しめるHPに改善していく作業が必要なのです。

そんな面倒な?作業をHPを運営している会社とともに考え、知恵を絞ってくれるSEO業者であれば、検索エンジンの上位表示に大いなる貢献をしてくれるでしょう。

委託しているSEO対策業者が、何の作業をしているかわからないのに、内容を任せっきりで月額サービスを受けているのであれば、そのサービスはもはや不要どころか害になるものです。

見た目に分かる作業をしてくれない業者、時間を掛けて考えたアイデアを伝えてくれない業者は、契約する意味がまったくありません。

即座に契約を解除し、時間短縮をお考えであれば別のSEO業者を探し、長期視点であれば自力で勉強しながらSEOを進めていくことになります。

こちらに全て答えを書きました。→ SEO対策費用の相場は?

SEO対策付きのHP制作ってどのようなものでしょうか?

HP制作会社を探していると、「SEO対策付きのHP制作を行います」という会社も存在しています。

SEOとは、自ら地道にコンテンツを増やして行き、訪問者の方に喜ばれる情報を継続して掲載していくことによってのみ様々なキーワードでの上位表示が実現していくことだと考えています。

そのためSEO対策付きのHP制作に関しては、サービス内容を十分に吟味してください。

例えばWordPressは、よくSEOに強いといったことを言われます。

つまり、SEO対策付きのHPというのは、WordPressを使うことのように、単にSEOに強い(と言われている)テンプレートを使って作っているだけと考えて良いでしょう。

これがあたかも様々なキーワードでSEO対策が出来ていて、HPを作った時点で様々なキーワードで上位表示が実現するのではないか?という誤解を生む結果となっているのです。

運営者の継続的な努力無くしてはSEOは存在しないのです。

本来は、技術的に問題のないテンプレートで作られたHPという意味なのに、これがSEO対策もセットにしているHPであるという情報だけが一人歩きしている状況です。

つまり、単なるテンプレートを、制作時にSEO対策が施されたHPであるというふうに捉えているだけで、SEO対策のことを何も分かっておらず、実際の対策はお客様任せという会社だということを、自ら公表しているだけだと考えています。

SEOはテンプレートだけで実現出来るものではないことをきちんと頭に入れて制作を行わなければ、そもそも後からなぜSEOに強いHPを作ったのに上位表示という結果が出ないのか?ということでクレームになってしまうでしょう。

SEO対策が施されたHPを作るのであれば、真っ当な会社が作っているテンプレートでHPを作るか、WordPressを使ってHPを作るかだけでOKです。

本当のSEOは、HPを作ってから長い長い道のりを旅していくようなものです。

本当にSEOことを知っている人は、自らのお客様が必要とする情報をコツコツとHP上にコンテンツとして投入し続けています。

SEO会社の被リンクを買うと順位は上がりますでしょうか?

SEO会社の被リンクを購入する行為は、してはいけないスパム行為です。

これは将来においても変わる事はないでしょう。

それだけ検索エンジンでのキーワード検索順位を操作する行為は、きびしく取り締られているのです。

まっとうな商品やサービスを販売している会社においては、リンク購入はもはや何のメリットもありません。

過去にリンクが上位表示に大きな貢献をしていた時代の産物であり、現在は既に禁止行為です。絶対に手を染めないようにしましょう。

弊社の知り合いの方で、2010年頃に、ご自身でそういうSEO会社の被リンクを数十万円支払って契約した方がいらっしゃいました。

結果的には全く効果が出ませんでした。

その後、無駄に付けられた被リンクの削除依頼に奔走しましたし、そのSEO会社に対しても、付けたリンクを削除して欲しいと粘り強く説得を続けました。

例えば、大量に付けられた粗悪な被リンクは下記のような感じでした。

粗悪リンクの例

上記のアドレスをみていただければお分かりのように「?」以降の数字は何をつけても同じページが表示されますが、知識のない方から見るとそれぞれが違うページのように錯覚します。

こういうリンクであれば理論的には無限に被リンク数が水増しできますし、設置出来るということです。

数十万円の費用に対する対価が、こんなスパムリンクを大量に付けるということであり、慌てて削除依頼をして回ったのでした。

こんなことをしても順位が上がることはありえません。

むしろ劇的に順位が下がる事になるでしょう。

甘い言葉に騙されないようにご注意ください。良い教訓と体験でした。

SEO業者が被リンクを増やすとき裏技的な方法を使っているのでしょうか?

現在においては真っ当なSEO業者は、被リンクを増やすような方法は取りません。

被リンクの獲得がSEOに非常に効果があるということは承知しておりますが、被リンク獲得だけに視点を向けた対策では、もはや長期的にお客様のビジネスを台無しにしてしまうことさえあり得るからです。

このページの最初に出てきた裏技という部分にも書いていますが、既にSEOに裏技というものはまったく存在しません。

技術の進歩によって裏技が壊滅したのですが、10年以上前の古いSEO情報を信じて、裏技が存在するというイメージを持っている人は少なくありません。

もはや被リンクを増やすという視点からSEOを考えている時点で、本末転倒といわざるを得ません。

あなたのHPを閲覧するお客様のためになる情報とコンテンツの充実を提案し、その結果として被リンクがたくさん自分のHPに発生するという順番で考える業者を探してください。

SEO(内部・外部)とリスティング広告どう使い分ければ良いのでしょうか?

集客の面で簡単にお話すると、SEOは長期的視点が必要になり、リスティング広告は短期視点で運用できるものです。

SEOの効果というのは体験したい人としか分かりませんが、某大なアクセスが安定して毎日のように押し寄せてきます。

いったん上位表示できれば、ある程度の期間安定して上位表示してくれるのが最近の傾向ですので、ここを目指すのがHP運営におけるSEO作業の、最終着地点になります。

SEOは自然検索とも言われ、上位表示している期間も、費用は全く掛かりませんので、誰もが目指したくなるのは当然です。

一方でリスティング広告はキーワードで検索された検索結果画面の上位に表示され、クリックされることを目指し、自社のHPに誘導する広告手法です。

こちら検索結果の上位に表示させておく分には費用はかかりませんが、クリックされると同時に1クリックあたりの費用が発生します。

最近は単価の高騰もあり、潤沢な予算を使える会社以外はなかなか大量のキーワードで広告を出せない状況になっているようです。

HP運営者はまずはSEOで上位表示することを目指します。

しかし、HPから集客することが要となっているビジネスでは、いつまでもSEOで上位表示出来ない期間を我慢している訳にも行きません。

SEOで上位表示出来ない間はリスティング広告を使いながら、SEOとうまく棲み分けし、予算配分を適切に行うことで使い分ける必要があるのでしょう。

予算と効果を見極めながら、ケースバイケースでの対応になります。

投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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