SEO対策の具体的な作業とは?

2022年現在のSEO対策の考え方ですが、まずはどのような作業が必要なのかというところから話を始めます。

SEOで一番重要なのは、自社サイトをどう改善していくかです。

簡単にできる部分で、とにかく成果が早く出るところから始め、順に改善の難易度が高く、費用が掛かる対策に進んでいくことが良いでしょう。

その改善の手順としましては、

  • サイト内に設定すべきキーワードを適切にタグに設定し
  • サイト内の構造をユーザビリティの視点で改善し
  • 作成したコンテンツで検索結果からのキーワード集客を目指す

の3つの流れに沿って考える必要があります。

その中でも、一番成果の出やすい簡単に調整できる内容としてまず取り組むべき内容がキーワードの調整等です。

その次に、とにかくユーザーが記事を読みやすくする工夫、画像やリンクやキャッチコピーのわかりやすい改善等、サイト内部の改善作業が挙げられます。

ここまで出来た上で、エンドレスで続いていくSEOで一番ヘビーな作業が集客用のコンテンツ作成ということになります。

ではここから順番にそれらのSEO対策に関して、具体的にはどのような作業になるのかと、どれくらいの費用がかかり、実際の相場はどれぐらいになるのかといったところを見ていきたいと思います。

制作中の休憩

SEOの基本方針

サイトのキーワード調整やサイト内改善を行っての最適化は必須です。

SEOで戦っていくためには当たり前にできていることが前提となります。

その上で、目標とするキーワードでの検索結果上位表示に必須のものは良いコンテンツです。

良いコンテンツとは、ユーザーがわざわざ検索してまで知りたい情報のことです。

訪問者の役に立つ情報を掲載し、その結果としてアクセスが集まってくるという自然の流れを目指します。

被リンクの質や数、キーワード出現数にとらわれず、訪問者がもとめている情報かどうかをコンテンツの基準に考えてください。

キーワード対策

種まき(役立つコンテンツ作り)をしなければ、将来に花(集客・検索エンジン上位表示)を咲かせることができない仕組みが今のSEOです。

目先の集客にこだわらない、安定した集客基盤を作るのがSEOの目的です。

目先の集客は広告を使いますが、コンテンツによる集客基盤を作らなければWebからの集客・販売は安定しないと言えます。

あなたが伝えたい情報を書くだけでは、ユーザーにとって良いコンテンツとは言えません。

商品ページやサービスページでは伝えたい情報を書く必要がありますが、SEOで集客目的となるページについては、ユーザーが知りたい情報だけを提供する姿勢が重要なのです。

SEOの前に販売ページをしっかり作る

ホームページ管理者側としては、SEOに費用投下する前に、必ずホームページ運営の目的(売上・資料請求・お問い合わせ等)が達成できるページ内容になっているかをチェックしておきましょう。

SEOで集客した際に出口となるべきページを用意していなければ、単にアクセスを集めただけで終わってしまいます。

そうならないためにも「販売ページ」を先にしっかり作っておくようにしましょう。

キーワードの難易度を考える

ここからは実際にSEO対策の費用の相場を見ていきたいと思います。

SEO対策費用の相場は、キーワードの難易度によって大きく変動します。

キーワードの難易度というのは、そのキーワードのビジネスの属性を示します。

難易度の高いキーワードの具体的な例は、「キャッシング」「転職」「探偵」など、他人に直接聞けない内容です。

こっそり検索エンジンでキーワード検索してサービスを探すようなビジネスで、お客様一人当たりの粗利額が大きいビジネスです。

このようなキーワードは、SEOでの上位表示により、非常に高い売上増加をもたらします。

一方で難易度の低いキーワードは、検索結果で調べた時に上部に広告が出ない、狭い地域名とセットにして検索されるようなキーワードです。

特に「〇〇市 ネイルサロン」のような「地域名」と「店舗ビジネスの一般名称」の複合キーワードでの検索は、難易度の低いキーワードの一番分かりやすい例になります。

ただし、近年は特に都市部においては、地域ビジネスのキーワードの競争もかなり激化しています。

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SEO対策費用の相場

次にそれぞれの作業に応じて、SEOの価格相場を見ていきましょう。

ホームページ制作会社として、16年以上SEOに関わってきた弊社が見てきた中では下記のような費用感になります。

1.キーワード調整等


キーワードの難易度の項目で述べたように、トップページのタイトルに、あなたが集客したいサービス名と地域名を書くだけで1位になるようなキーワードがあれば、大げさな対策など不要です。

そんな難易度が低いキーワードであれば、SEO事業者の少しのアドバイス料のみで上位表示できます。

後は、上位表示させている期間だけ成果報酬として費用を請求する業者や、固定給として費用を請求する事業者とに分けられます。

今後のWebサイトの継続運営と成果を考える方は、サイト内部構造自体を改善するタイプのものやオウンドメディア構築タイプのSEOサービスを選ぶことがおすすめです。

簡単なアドバイスのみ0円~
分析・提案(1回)5万円~
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2.サイト内部の最適化

ホームページ運営が長期に渡れば渡るほどトップページに掲載されている情報も多くなります。

見やすさと情報の整理が必要になり、訪問者視点での改善が必須です。この作業はSEOに好影響を与えます。

主な作業としては、トップページの改善・カテゴリ分類の見直し、過去記事の更新、古くなったコンテンツの統廃合、システムのアップデート、新しいデバイスへの最適化、読みやすさ・見やすさの追求などの作業です。

弊社の場合は、一般的な小規模コーポレートサイトの場合、月額3.3万円でお客様とやり取りを継続しながらサイト改善のアドバイスと一部改善作業をお受けしております。

ホームページ伴走サポート(WordPress管理・集客対策)

自社で一通りのチェックや修正を行っていく際は、下記のチェックリストに照らし合わせて最適化を進めてください。

ホームページ運営の日常業務(担当者チェックリスト)

コンサルティング費用相場5万円~
アドバイスと作業の費用相場3万円~

3.コンテンツSEO

コンテンツSEOは、別名「コンテンツブログ作り」や「オウンドメディア(自社の情報発信サイト)構築」とも言えます。

これらの情報サイトを別途構築する費用と考えることが近年のコンテンツSEO界では自然なことでしょう。

  • 目標サイトそのものをオウンドメディア化して上位表示する
  • 別ドメインのオウンドメディアの上位表示で、そこから集客する

この対価によって、SEO対策費用は変動します。1記事あたり数千円から数万円という形も多いでしょうし、サイト全体を企画して、ある程度まとまったボリュームでのコンテンツ制作ということであれば、さらに金額はアップすることでしょう。

コンテンツのメンテナンスはもちろん必要ですが、効果は半永久的に継続します。

このSEOにはアドバイス料・コンサルティング料・コンテンツ企画・制作料などが含まれます。

アドバイスだけ、コンテンツ制作だけと行った形もあります。

運営サイトの規模や、集客目標、後は予算と相談する形になります。

弊社の場合は、小規模・中小事業者向けに下記サービスを展開しております。コンテンツSEOを進めたいけれども、自社に人材や余力がない事業者の方はぜひご検討されてみてください。

サイト改善&コンテンツ制作サービス<br>(HPを改善しながら集客文章を作成・配置)

1記事あたり制作費相場数千円~数万円
コンテンツの企画・制作(1ページ)相場数万円~
オウンドメディア構築(サイト制作費+情報100ページ)相場100万円~数百万円

自分で行うSEO

SEOの必読サイトはこれ!

ご存じの通り、日本で検索エンジンの殆どを占めているYahoo!とGoogleのどちらの検索エンジンも、Google仕様のものを使っています。

そのため、まずはGoogleが提供しているこちらのページは必読です。

検索ユーザーの意図の読み取り方

ホームページ運営の中で、検索者の目的に合わせた記事を書くのは非常に難しいことです。

これが出来れば、徐々に上位表示され、アクセスが増え、Webでのビジネスは上向きになるはずです。

計画している売上までの集客目標を立てて、記事の作成と修正を継続し、Google AnalyticsとGoogle Search Consoleを使って半年くらいのスパンで目標に近づけていきましょう。

弊社はこの方法で実現しています。

現代SEOに重要な、「ユーザーの意図を読み取り、それを解決させる情報を、貴社の商品・サービスに絡めてHPに掲載する」というSEOの基本的な内容と実践方法を継続しなければなりません。

ユーザーの検索意図を考えたコンテンツを作るというのは一見難しそうですが、それは、あなたご自身が検索者の気持ちになりきってコンテンツを作るということです。

身近な人の意見も参考にしながら、そのページの上位表示の目標とするキーワードで検索した方が、本当にあなたの作ったページを読んで満足できるのかどうか?というところを、何度も読み直して、繰り返しチェックし、推敲・改善する努力がSEOには必要です。

選択

コンテンツ作りに注力する

安定した上位表示を目指す方は、ターゲットを絞り込んだ後、そのターゲットの目的に合致したコンテンツの充実に力を注いで行きましょう。

SEOの自然検索では、何度上位表示してもその都度お金が掛かりません。

Web集客に強い会社は、昔からコンテンツ作りに力を注ぎ続けているのです。

紹介されることは好影響

検索結果の上位表示にはあなたのサイトが他のサイトで紹介されることも必要です。

内容を充実させておけば自然と紹介されることも増えてきます。

例えば、弊社では下記のように許可をいただいたお客様のサイト制作事例を兼ねてビジネスをご紹介させて頂いています。

簡単にしてもらえる紹介は、お得意先、仕入先、関係会社、ご友人など、実際に仕事を共にする関係の会社や仲間で、信頼のできるサイトとお互いにサイトを紹介し合うことではないでしょうか?

あくまでも自身を持っておすすめでき、かつ、自社サイトのコンテンツと関連性の深い情報のみを紹介するようにします。

信頼出来るサイト、信頼出来る会社で、なおかつ、訪問者が有益だと思う場合に、相互に相乗効果を出していく意識を持っているとお互いメリットが出て有意義ですよね。

ユーザーがサイト間を行き来できる流れを作りましょう。
どんどん紹介することは自社の発展につながります。

インターネットの仕組みもお金と同じで、しっかりと融通できるルートがもともとのインターネット、ワールドワイドウェブ(WWW)の意味なのです。

風通しの良いオープンな、ターゲットに分かりやすいホームページ運営を継続することが検索結果画面での見られやすい場所での表示が実現できる時代なのです。

  • 上位表示したいキーワードをタイトルに入れ、初めて見る方に分かり易い表現を心掛ける
  • 文字だけでなく写真や図表を多用してページを見てもらう時間が長くなる工夫をする
  • HP内の別の記事もついでに見たくなるようなリンク設定や導線を作る

地道な努力で上位表示させたいキーワードについて書いたページを、時間を掛けて上位表示させていくこと以外の抜け道は存在しません。

あくまで紹介されたサイトにアクセスした方が、本当にそこに設置されたリンクを辿ってその先のサイトへアクセスするのか?という部分だけにフォーカスして考えるだけでOKです。

アクセスの発生しない、SEO目的のリンクは評価を下げます。

結局SEOは、自社サイトを使いやすく改善していくのみに集約されるのです。

ここで言う改善は、HP内のコンテンツの質の向上であり、サイト内の最適化・改善の継続です。

人間からの評価が上がり、様々なところで紹介・言及されるサイトになることが、SEO対策になり、それが現在行うべきSEO対策なのです。

SEO対策費用のまとめ

SEOはウェブサイトを販売ページと集客ページに分けた時に、「集客」を担う重要なページを上位表示させる技術です。

何らかのキーワードで検索をして、期待する答えに求められている情報を、価値のあるコンテンツとして提供続けることがSEOと言っても過言ではありません。

検索エンジンは大きなQ&Aです。

価値のあるページとして様々なウェブページよりリンクを張られることも必要ですが、そのためには先に、訪問者の満足を満たす十分な有益なコンテンツの提供を継続しなければなりません。

ユーザーが意図したキーワードに対する答えとしてのコンテンツを生み出し続けること、それを自サイトの中で改善を繰り返し、ユーザー満足度を高め続ける努力がSEOの本質なのです。

online-marketing

SEOの費用相場に関しては、検索結果の画面で求められている情報の価値に応じたコンテンツが提供できる会社を選び、検索アルゴリズムの動きも見据えながらコンテンツ作りや改善のアドバイスを、あなたがどれぐらいの価値で提供してもらいたいかで決定すべき内容になります。

このページで掲載している参考価格はあくまでもSEO対策費の目安になります。

競争の激しいキーワードであれば費用相場は上がりますし、競争が激しくないキーワードでは費用相場は下がるということで、目ぼしい業者にまずはお問い合せをして費用の比較検討をすべきであると考えます。

弊社でもご質問に対するお返事はさせていただけますので、ご遠慮無くこちらからお問い合わせください。

SEO対策の初心者向けQ&Aも併せてご覧ください。

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山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界18年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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