
弊社の管理サイト(WordPress)は毎月、保守管理費を支払っています。
しかし、サイトの改修やページ追加をお願いすると、追加費用が発生します。
定期的な保守契約をしているのに、なぜ追加で費用がかかるのでしょうか?
貴社でもかかるのでしょうか?
月額料金の範囲内で対応してもらえるものと、別途費用が発生するものの違いがあれば詳しく教えてください。

保守管理費は、ホームページを安全かつ快適に運用するための「維持管理」にかかる費用となります。
ただし、ホームページに関連する作業範囲は非常に広く、全ての作業を月額料金の範囲内に収めることが難しい作業もあります。
その場合は、作業工数に応じて追加費用が発生することが多いです。
これは保守管理を提供している多くの制作会社でも同じだと思います。
ここからは、保守管理の具体的な事例を見てまいります。
1.月額保守管理費の基本的な範囲
通常、ウェブサイトの保守管理では、以下のような作業が月額費用の範囲内で提供されます。弊社の保守管理サービスも同じような内容です。
・サーバーやドメインの監視・管理(サーバーダウンの監視、ドメイン更新の通知など)
・定期的なシステムアップデート(CMS・プラグイン・テーマのバージョン更新)
・セキュリティ対策(マルウェアチェック、ファイアウォール設定、SSL管理など)
・軽微な修正・調整(テキスト変更、画像差し替えなどの作業)
・定期バックアップ(サイトデータの保存、万が一の復旧対応)
WordPress保守管理(委託管理)
\ いつも問題なくHPが表示されている / 当たり前の継続にはしっかりとした管理が必要です サイト管理に必要なほとんどの作業を弊社側で行います。面倒なドメイン・サーバー管理も全てお任せください。ご相談メールに対する回答は […]
これらは「サイトを今の状態で安全に維持するための作業」であり、基本的に月額保守管理費に含まれます。
2.追加費用が発生する場合
月額費用に含まれる範囲を超える作業が必要な場合、追加料金が発生する場合が多いです。
主に下記の場合に別途見積もりや費用が追加となることがあります。
① 大幅なデザイン変更・機能追加
例:サイトのレイアウト変更や新しいページの追加
→ 1ページだけの修正なら軽微な作業として含まれる場合もありますが、新しいページの作成やデザイン変更は制作作業になるため、別途費用が必要になります。
例:お問い合わせフォームの項目追加やカスタマイズ
→ 既存のフォームの文言変更は保守範囲ですが、新しい入力項目の追加や動作変更はプログラム修正が必要なため追加料金となる場合があります。
② 特殊なトラブル対応
例:サイトがハッキングされた・データが消えたなどの緊急対応
→ 通常のセキュリティ対策やバックアップ復旧は保守範囲ですが、大規模な復旧作業が必要な場合は、追加費用のかかることが多いです。
例:外部システムとの連携不具合
→ 例えば、決済システムやSNS連携など、サイト外部の仕組みに関するトラブルは、保守範囲外となることが多いです(契約次第)。
③ サーバーやドメインの変更・アップグレード
例:サーバーを引っ越したい・より高性能なプランに変更したい
→ 通常のサーバー監視や管理は保守範囲ですが、新しいサーバーへの移行作業は別途移転作業費が必要になります。
例:ドメインの変更や追加ドメインの設定
→ 既存ドメインの維持管理は保守範囲ですが、新しく取得する場合は手続きや設定作業の費用が発生する場合があります。(保守を長期でご契約してくださっているお客様の場合は、多少の作業費は追加請求しないことが多いです。)
④ 高度なSEO対策・コンテンツ作成
例:検索順位を上げるためのSEO改善をしたい
→ 軽微なメタタグの修正などは保守範囲に含まれますが、競合分析や記事作成などは別途対応となります。
弊社でもSEO改善や分析が発生する場合は、伴走サポートというサービスでご提供しております。
ホームページ伴走サポート(常時Slack対応)
お申込みの流れ 提案内容にご了承頂きましたら、お申込書をメールでお送りいたしますので、内容の確認とご署名後、メールにてご返送していただきます。 投稿者プロフィール 山口 敦 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める […]
例:ブログ記事の執筆やバナー制作を依頼したい
→ 通常の保守では記事制作やバナー制作は含まれませんので、コンテンツ制作業務を含むプラン、もしくは追加費用となります。
弊社の場合は、コンテンツ制作と大掛かりなサイト改善やLP制作をセットにした月額サービスもご提供しております。
SEOサイト改善&コンテンツ制作サービス
こちらのサービスのプレスリリースはこちら(中小企業に特化した「SEOサイト改善&コンテンツ制作サービス」を開始) 広告にかける予算をコンテンツ制作に投入しませんか? 広告は一時的な売上に貢献してくれますが、コンテンツは継 […]
3.なぜ月額費用だけでは対応できないのか?
保守管理費は、あくまで「サイトを維持するための定期作業」に対するものだからです。
そのため、新しい開発や想定外のトラブル対応には、別途作業時間や人員が必要になるため、追加費用が発生します。
また、保守契約の範囲は契約時に決めることがほとんどなので、月額料金が安い場合は対応範囲も限られてしまいます。
手厚いサポートを希望する場合は、保守契約を上位プランに変更することも選択肢の一つです。
4.追加費用を最小限に抑える方法
追加費用を抑えるためには、下記のような対策があります。
保守契約の内容を見直す
→ 月額費用の範囲内でどこまで対応可能か、一つひとつの業務を精査し、必要なものだけを盛り込む。
サイト運営の計画を事前に立てる
→ 保守内でできるだけ小規模な修正を継続的に行うことで、単発で行う大掛かりな修正変更を避ける。
結論
月額保守費用は、サイトを「現状維持するための管理業務」に対するものです。
そのため、新しい機能追加や、保守範囲を超える対応には、追加費用がかかることがあります。
追加費用を最小限に抑えるには、契約内容を明確に把握し、事前に計画的な依頼をすることが重要です。
もし頻繁に追加費用が発生している場合は、追加も月額料金に含んでいる保守管理のプランへの乗り換えを検討することがおすすめです。

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投稿者プロフィール

- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界18年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら
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