こんにちは、ウェブロードの山口です。

今回は、ChatGPTのコンテンツ制作は危険というところにお話を進めてまいります。

ChatGPTなど生成AIは、ネット上の情報から文章を作成してくれます。

すごい便利なものですよね。

生成AIに指示命令(これをプロンプトといいます)を入れると、いろんな形で文章を返してくれたり、「関数を教えて」と言えばエクセルの関数なんかも教えてくれますし、有料版だと画像を作ってくれたりします。

CSSというデザインのコードがありますが、弊社では、こういうコードを書いてとChatGPTに入れて、CSSのコードをいろいろ作ってもらっています。

そして、もうちょっとこうしたい、もうちょっとああしたいという追加の情報を入れると、それに合わせた色味や配置など、いろんなものを修正してくれます。

非常に便利に使っていますが、文章コンテンツでChatGPTを使うのは、非常に危険というお話になります。

「二次情報」を知っていますか?

ChatGPTなどの生成AIは、既に存在するネット上の情報を収集して、それをごちゃごちゃにかき混ぜて生み出した情報を提供しています。

これらはあくまで二次情報だということを知っておいて欲しいと思います。

二次情報というのは、生成AIが、誰かが実際に体験したり、見聞きしたり、調べた内容を基に書いた記事の情報を集めて、それらを二次的に使っているという意味です。

もちろん、私たちがコンテンツを作る時も二次情報を使うことはあります。

自分たちが実際に体験していないけれども、そういう情報があると紹介したり、こう言われていますと引用したり、転載したりします。

これが二次情報の利用です。

例えば、ChatGPTがある文章を作ってくれました。

これをそのまま、もしくは多少のリライトでホームページに掲載すると、そのサイトの評価自体が落ちていきます。

つまりこれは、検索結果に自社ホームページ内の他の良い記事も出て来なくなる可能性が高いということを指します。

ChatGPTや生成AIで作った文章は、そのまま自分のホームページやブログに簡単に使えます。

すぐに投稿して「良い文章ができているじゃないか」と思うかもしれません。

それをすると、サイト全体の評価が落ちていってしまい、AIで生成した文章以外の良いコンテンツまでが被害を受ける可能性が高いのです。

ここは非常に注意しなければならないところです。

ChatGPTを悪く言っているわけではありませんが、安易に生成AIで作った情報を自社のブログや情報コンテンツ系のページに掲載して、それをあたかも自分たちが作ったコンテンツのように取り扱うことは控えた方が良いです。

生成AIで作成された記事はGoogleにバレるか?

生成AIで作った文章は、Google検索側、システムアルゴリズムの方で生成AIで作成されたと確実にバレています。

既にChatGPTで生成して出力した文章をもう一度ChatGPTに入れて、「これは生成AIで作られた文章ですか?」と聞いてみてください。

高い確率で「はい、これは生成AIで出力された文章の特徴と非常に類似しており、ほぼ生成AIを用いて作られた文章だと考えられます」という結果が返ってきます。

割合は何パーセントですか、ということもChatGPTや生成AIに聞けますので、聞いていくと非常に高い割合だと出力されます。

生成AIで作られた構成や文面の作り方も、生成AIの特徴とかなり一致しています。

そのようにして出た文章は、ほぼ間違いなく生成AIで作られた文章です。

外注で記事を作成することになった際に、その外注の方がどのような文章を納品してくるかにも今後注意しておかなければなりません。

SEOで検索上位に上げたいと思った時、コンテンツをたくさん自社サイトに入れていく必要があります。

自分たちでそれだけのコンテンツを作れない場合、外注を活用するのも一つの方法です。

その場合、外注の方から納品されたコンテンツをそのままノーチェックで自社のサイトに掲載するのは非常に危険です。

あまりチェックせずにライターが書いた文章だから大丈夫だろうと思って投稿すると、実はほぼ生成AIで作られた文章だったということもあります。

弊社でも実際にありました。

生成AIで作られた文章は、人間にとって読みにくい部分もあり、独特の特徴があります。

使い続けると「この文章は生成AIで作られた」と感じるようになると思います。

もし分からなければ、納品された文章をそのままChatGPTに「この文章は生成AIで作られた文章ですか?」と聞くと、生成AI自体が判別してくれます。

結局は、人間が書いた文章でなければならないということです。

一次情報しか残らない未来が来る

自社サイトに掲載している情報が一次情報であることが重要です。

一次情報で作られたコンテンツ以外は検索結果に上位表示されないか、もしくは無いものとして消えていくコンテンツとなる運命が予想されます。

今、生成AIで大量にコンテンツや文章が生成され、ネット上に溢れかえっています。

ただ、溢れかえっているけれども、その生成AIそのままの文章は恐らく検索エンジン側も厳しく対処しています。

生成AIの情報ばかりがネット上に溢れて検索上位を占めるようになると、検索エンジンが使えなくなる(価値がなくなる)可能性があることをGoogleも懸念しています。

やはり実際に自分が見聞きし、経験した、自分たちで取得したデータを基にした情報やコンテンツしか残らないということです。

Googleの検索エンジンも、そういったコンテンツを見分ける力がついています。

ですから、ここでタイトルとして「ChatGPTでのコンテンツ制作は危険」としています。

構成や文章の枠組み、コンテンツ内容の企画案のリストアップには使えます。

しかし、実際の文章を書くために生成AIを使うと、必ずネット上の情報を基にした二次情報になってしまいます。

つまり、二次情報はにネット上にある誰かのコンテンツの焼き直しやまとめ直しである」と考えると、検索上位には出てきにくいというのも頷けます。

そう考えると、生成AIの文章は単なる二次情報になってしまい、これを出していくと自分たちのビジネスの信憑性も疑われることになります。

これが「文章コンテンツ制作でChatGPTを使うのは危険だ」という話で書きたかった内容です。

編集後記

自社のビジネスに合った見込み客を集客できるコンテンツの作成は、非常に大変で時間がかかり面倒な作業です。

成果もなかなか出にくく、生みの苦しみを感じることが多いでしょう。

しかし、数十記事、数百記事とコンテンツが蓄積され、一定のボリュームになると、アクセスは必ず増加します。

(繰り返しますが)必ず増加します。

そして、この段階に達すると、どのような広告を打つよりも、地道にコンテンツを自社ドメインに積み重ねて続けた継続的な効果が実感できるようになります。

弊社も長期的なSEO戦略を実践してきて、地道なコンテンツ作成がどれほどの集客効果を生むかを実感してきました。

今回ご紹介したように、生成AIに頼らないコンテンツを自社サイトにストックしていき、長期的なSEO集客を目指すことが重要です。

もし、このような戦略にご興味があり、自社のサイトをしっかりと強化したいとお考えの方は、ぜひ現在弊社が力を入れて展開している下記サービスをご一読の上、お問い合わせください。

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リソースが不足している企業様や、コンテンツ制作に時間を割けない事業者様は、ぜひお問い合わせをお待ちしております。

今月もここまでお読みくださり

ありがとうございました!

また次回のメルマガでお会いしましょう!

投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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