カスタムフィールドとは?
カスタムフィールドは、必要な情報を入れるための入力スペースです。
例えばアドレス帳を思い出してみてください。
普通のアドレス帳には、名前や電話番号を書ける欄がありますね。でも、もしその人の誕生日や好きな食べ物なども記しておきたいとき、普通のアドレス帳のスペースには書けないですよね。
そこで、カスタムフィールドが登場します!
カスタムフィールドを使うと、普通のアドレス帳にはない項目(例えば、会社名、役職、好きな食べ物やペットの名前)を書くことができます。これで、アドレス帳には通常の情報だけでなく、個々の好みや大切な情報も記しておけるのです。
同じように、ウェブサイトでも、アドレス帳のように規律性のある決まった情報を入れたい場合があります。
そんな時に、カスタムフィールドで情報入力欄を必要に応じて足すことができ、入力漏れ等なく効率よく作業を進めることができるのです。
この記事では、カスタムフールド機能やメリット、導入事例の紹介をしています。
*カスタムフールドの導入方法の解説はしていません。
カスタムフィールドはどのようなコンテンツに向いている?
ウェブサイトでの事例をいくつか挙げてみます。
以下の事例のように、規則性のある情報の入力作業が多数発生するコンテンツに向いています。
カスタムフィールド導入事例
- 物件情報
- 施工実績
- 施設の献立メニュー(カロリー表)
- 制作事例
- ECサイト
WordPressは基本的に、ブロックエディターで必要な情報を入力していく必要があります。
ですが、先にあげた事例の場合、予め入力項目が決めておきたい場合があります。
施設の献立メニューを例にあげますと、
- メニュー写真
- カロリー
- アレルギー
など、必ず入力しておきたい項目です。
3つ目のアレルギーだと 卵・乳・小麦・そば・落花生・エビ・カニなど、決まった項目から選択したい場合もあります。
そんな時に、メニュー写真を選択する欄、カロリーを入力する欄、 アレルギーを選択する欄を、予めカスタムフィールドで作っておくのです。
そうすれば、入力漏れもなく、誰でも効率的に入力作業ができ、デザインも統一されます。
実際のページ例
実際のカスタムフィールドを設定したページを見ていただくことで イメージが湧きやすくなるかと思います。
以下は、物件情報のカスタムフィールドです。
予め入力項目が決まっているので、作業する人は、入力、選択していくだけです。
これを実際の公開画面で確認すると、写真、タイトル、ラベル、表、地図、ボタンがきれいにレイアウトされて表示されます。
文字の入力だけでなく、あらかじめ決めておいた選択項目からチェックするパターンも作成できます。
カスタムフィールド導入のメリット
- ワードプレス操作が不慣れな人でも編集しやすい
- 必要な項目を漏れなく入力することができる
- 複数の人が入力してもデザインが統一されている
- 変更漏れなどのミスが減らせる
カスタムフィールド導入のデメリット
カスタムフィールドが不要であれば導入する必要もないので、特にデメリットとしては見当たりません。
ただ、自作が難しく、デザインの変更、新たな項目の追加など、制作業者に依頼しないと変更できない点が挙げられます。
Point
カスタムフィールドなどは使わずに、予めブロックエディターでデザインしたページを複製すればよいと思われるかもしれませんが、複製すると前の情報を消し忘れたり、 必要な項目ごと 削除してしまう可能性もあり 不備も起こりやすくなります。
ワードプレスの操作に長けた方だと問題ないのですが、複数の方が入力作業に携わったり、パソコンが不慣れな人だと作業効率も悪くなります。
カスタムフィールドを設定しておくことで、入力漏れなく作業を効率化することができます。
このように、WordPressにはカスタマイズ次第で今よりもっと効率よく便利に更新できる機能を追加できるのです。
制作後の導入となってしまうと必要以上にコストと時間がかかってしまうため、もし導入を検討される方は、ヒアリング時に制作会社へご相談されてみることをお勧めいたします。
投稿者プロフィール
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元銀行員。退行後手に職をつけたい気持ちからと元々興味があったWeb制作の道へ。
訓練校でHTMLやCSS、デザインについて半年間学び、その後デザイン会社で2年程度の実務経験を積む。
日々の業務を通して、お客様自身で日々更新・運用できる生きたサイトを作成できるWordPressの需要を感じ、2024年7月より株式会社ウェブロードに入社。
技術やデザイン、知識を磨きながらお客様視点での制作・運用を行っている。
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