中小企業がホームページを使った集客に苦戦する主な理由は、以下のようなものが挙げられます。

ホームページのSEOが不十分

ホームページを制作しただけでは、検索エンジンの上位に表示されることはありません。

制作完了後の運営次第でホームページの集客力は大きく変わってきます。

SEO(検索エンジン最適化)の意識を持って対策を行わなければ制作時点のコンテンツによるアクセス数が上限となり、いずれアクセスは頭打ちとなり、緩やかに減少してくることになります。

コンテンツが充実していない

ユーザーが求める情報が提供されていないことが一番の問題点となります。

わざわざアクセスして読みたいコンテンツや知りたい情報が掲載されていない場合は、検索エンジンからの集客が叶いません。

またそもそも情報量が少なすぎる場合や、日記コンテンツになっている場合、ホームページ運営側の言いたいことだけが書かれているコンテンツの場合もユーザーの興味を引くことができず、アクセスは集まりません。

デザインが古くスマートフォンで見にくい

古くて見にくいデザインや、スマートフォンに最適化されていないレイアウトは、ユーザーにとってストレスとなります。

BtoB企業の場合は、パソコンやタブレットから多くのユーザーが閲覧してくれますが、それでもスマートフォンで見にくい場合は、一定数のユーザーを逃すことにつながります。

また、いかにも昔の古臭いデザインになっていたり、どこをクリックして使えば良いのかが分からないサイトになっている場合も、ユーザーの離脱につながります。

コンバージョン施策が取られていない

ユーザーを単なる訪問者から、顧客に変えるための導線が不十分な場合、ホームページのアクセスは増えても、新規お問い合わせにつながらないことになります。

ユーザーに有益な情報を作りそこにアクセスをしてもらってから、自社の商品やサービスにどういう形で導いていくのかをホームページ上ではっきりと示していくことが必要です。

押し付け営業っぽくならないように、さりげなくユーザーの興味関心が、自社の商品・サービスに自発的に向けられるような仕組みをホームページに施します。

これらの問題は、ホームページ制作業者に任せずに、WordPressを使って自前で解決していく方法をここからお伝えしてまいります。

解決策

SEO施策を行う

WordPressは、SEOに強いCMS(コンテンツマネジメントシステム)として知られています。

弊社ではLightningのテーマを使うことによって、ユーザー側でSEOの設定がしやすいホームページにしております。

具体的には、検索結果に表示される文章の編集ページの下につけるCTA(コールトゥアクション:後述します)などのSEOの機能が充実しているからです。

最低限必要なSEOの設定は、ホームページ制作時にほぼ完了することができますので、後は同じ対策を、追加していく記事に施していくだけとなります。

https://ja.wordpress.org/themes/lightning/より

コンテンツの充実化

WordPressを使えば、投稿や固定ページにて有益なコンテンツを簡単に作成・管理することが可能です。

ここでいうコンテンツとは、文章や画像やグラフ、音声や動画など、ユーザーにとって役に立つ情報のことを言います。

ユーザーが必要とする情報提供を行い、ホームページ内にコンテンツを充実させることで、役に立つホームページという認識を持ってもらえます。

そうすることで、ユーザーに商品やサービスが必要な時に自分の会社を思い出してもらえたり、この会社に頼りたいと思っていただけることになり、潜在顧客が増えることにつながります。

デザインの改善

WordPressで制作していれば、制作して数年経ってからでもテーマやプラグインを変更したり入れ替えたりすることで、簡単に古臭くない最新のトレンドに追いつくことができます。

デザインを決めるテーマや、機能を追加するプラグインが日々増えていますので、たくさんの情報の中から何をどう選択するかも重要になってきます。

特にBtoBの中小企業ではスマートフォンに最適化されたテーマを使って、スマホユーザーにもわかりやすくホームページを構築しておくことが、今後のユーザー獲得のためにも必要です。

ユーザーが閲覧や操作の段階でストレスを感じてしまえば、会社自体の信用を損なってしまうことにも繋がりかねませんので、ホームページは会社の最前線の営業の窓口であるという意識をもって使いやすさを追求することが求められます。

コンバージョン施策の具体的方法

LP(ランディングページ)の作成

ユーザーが特定の商品やサービスに関心を持っている場合、その情報に特化したLPを作成することで、ユーザーをコンバージョン(お問い合わせや購入)に誘導することができます。

必要な情報のみを1ページにまとめ、アクセスしたユーザーの興味関心を維持し、ページの最後まで読んでもらうことを目的としたページとなります。

コピーライティングやセールスライティングなどの手法も参考にしながら、読み進めていくうちに、契約したり購入したりしたくなる文章で構成します。

CTA(コールトゥアクション)の設置

「お問い合わせ」「資料請求」「購入」など、ユーザーにアクションを促すボタンやバナー画像を設置し、ホームページのコンテンツと、ホームページ運営会社とをつなぐ役割を果たします。

自社にとって最適なCTAは何かを考え、ユーザーに一歩一歩階段を登ってきてもらうような、敷居の低いCTAを設定することがおすすめになります。

SNSとの連携

BtoB企業の場合は、それほど重視しなくても良いと考えておりますが、BtoC企業やDtoC企業の場合、直接ユーザーとつながることの出来るSNSは非常に重要です。

SNSとの連携を行うことで、多くの人に情報を発信することができますし、自社コンテンツを第三者であるユーザーに共有し拡散してもらうことも可能となります。

SNSからのアクセスが増えることになれば、もちろんホームページのSEOにも効果があります。

コンテンツマーケティングの実施

ブログコンテンツの継続的な投稿や、メールマガジンの定期的な配信等、ユーザーに継続的に情報提供することによって、ユーザーの興味関心を維持することにつながります。

また、自社のことをより詳しく知ってもらうことによって、自社のブランド力のアップや、お問い合わせなどのコンバージョンにつながることになります。

ここまで見てきましたように、WordPressを使うことで、ホームページを使ったSEO集客やコンバージョン施策を、Webの技術的な部分を全く気にせず、どなたでも実施できるようになるのです。

投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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